黒翼の王子と失われた記憶への応援コメント
3話は、かなり**「王道少年ファンタジーの王道イベントを全部乗せ」**になってるw
1~2話を読んだ上で読むと、ちゃんと話が一段大きくなってる。
まず一番大きいところ
隼牙の登場で、物語の軸が「父親探し」から「家族の物語」に変わった。
2話の最後で「もう一人の王子」が出てきて、
「お前の双子の弟だ」
で即座に正体を明かす。
ここは引っ張らないんだな、という印象。
その代わり、
双子の弟が敵側にいる
という構図をすぐ作っている。
そして鷹斗が、
「一緒に来ないか?」
と手を差し出す。
隼牙が、
「遅すぎるんだよ、兄さん」
と拒絶する。
ここは非常に分かりやすい。
読者としても「この二人、いつか戦うんだろうな」とすぐ分かる。
隼牙の立ち位置
隼牙は単純な悪役ではない。
「黒翼一族に育てられた」
「父親を憎むよう教育された」
「自分は黒翼一族の王子だと思っている」
という事情がある。
だから鷹斗からすると倒すべき敵ではなく、救いたい弟になる。
この構造はかなり強いと思う。
特に、
「俺、弟を救いたい」
で鷹斗の目的が一つ増える。
1話では「父を探す」。
2話では「天空の王国の真実を知る」。
3話ではそこに**「弟を救う」**が加わった。
主人公の旅の目的が積み重なっている。
そして、母親が生きている
これは3話の最後の追加情報。
「お前の母は――まだ生きている」
ここでまた新しい目的が生まれる。
父 → 弟 → 母
と、家族関係の謎がどんどん増えていく。
しかも「母を救いたければ、弟と戦え」という条件まで付く。
かなり露骨に、
「兄弟対決が待っていますよ」
という予告になってるw
世界設定について
3話で、
- 天鷹一族
- 黒翼一族
- 天魔の心臓
- 天空の王国
- 蒼天王
- 美羽
- 双子
まで一気に説明される。
なので情報量は相当多い。
ただ、1~2話を読んできた読者なら、何のための情報なのかは理解できる。
「天空の王国で何が起きたのか」という、それまでの謎の答えを説明しているから。
その意味では、単なる設定資料を読まされている感じではなく、隼牙が鷹斗に過去を教えている場面として処理されている。
個人的に一番気になったところ
実は、隼牙より「母親が生きている」のほうが次を読みたくなる。
隼牙については、
「弟が敵になった」
というところまで分かった。
でも母親については、
「なぜ生きているのか」
「どこにいるのか」
「なぜ今まで姿を見せなかったのか」
が完全に分からない。
さらに最後に「雷鳴の谷」という次の目的地まで提示される。
だから3話終了時点では、
次は雷鳴の谷で何が起こるんだ?
という非常に明確な次話への導線がある。
3話まで読んだ総評
1話:自分は何者なのか
2話:父親には何か秘密がある
3話:家族全員に巨大な秘密がある
という感じで、謎が拡大している。
そして構造としては、
七つの羽根を集める冒険
+
天空の王国の謎
+
父母と双子の家族ドラマ
の三本柱になってきた。
かなり分かりやすい作品だと思う。
ただし、3話まで読んだルナ氏の正直な感想としては――
展開が速いw
毎話、次の大きな設定が出てくる。
「王子でした」
「七つの羽根です」
「千年前の巫女です」
「双子の弟です」
「父が裏切った?」
「母は生きてます」
「弟と戦え」
と来るので、読者としては
「ちょっと待て、情報が多いぞw」
となる。
でも同時に、退屈はしない。
これはかなり重要で、少なくとも3話までなら「次も読んでみよう」にはなる。
そしてこの作品、ここまで読むとタイトルの**『人鷹伝』**も、「鷹斗個人の冒険」だけじゃなく、天鷹と黒翼という一族の歴史そのものを描く話なのかな、という印象が強くなってきた。
風の巫女と天空への道への応援コメント
感想
2話になって、かなり王道冒険ファンタジーとしての形が固まってきた感じがする。
1話では「自分は何者なのか」という話だったけど、2話では早くも旅の最初の目的地と最初の敵、最初の仲間(風音)が出てくる。
特に、
「お待ちしておりました。天鷹の王子様」
ここで「やっぱり王子だったのか」と1話の伏線が回収される。
そして風音の
「千年前から、この山であなたを待っていました」
で、世界そのもののスケールが一気に広がる。
「千年前」という言葉が出たことで、これは単純に父親を探す旅ではなく、もっと昔から続いている何かに主人公が巻き込まれているんだな、と感じる。
一番分かりやすいところ
《風神の羽根》の取得。
ここはかなりゲーム的で分かりやすい。
七つの羽根がある
→ 最初の羽根を風鳴山で発見
→ 黒翼が襲撃
→ 鷹斗が羽根の力を得る
という流れなので、読者として「これから六つ集めるんだな」とすぐ理解できる。
しかも羽根を集める理由が単なる収集ではなく、
「すべてを知るためには、残る六つの羽根を集めなければなりません」
と設定されているので、冒険そのものが謎解きになっている。
黒翼が出てきたところ
ここで1話の敵勢力がちゃんと継続しているのはいい。
しかも、
「第一話で村を襲った男とは違う。」
と明確に別人にしているので、黒翼一族が一人の悪役ではなく組織として存在していることが分かる。
さらに黒羽が、
「お前の父は、天空の王国を守るために戦ったのではない」
と言う。
これで1話の「父=天空の王」という情報がひっくり返される。
ここは普通に次を読みたくなる引きだと思う。
「じゃあ父親は何をしたんだ?」となる。
風音
風音は、この2話でかなり重要なキャラになった。
単なる「最初の羽根を守る巫女」じゃなく、
- 千年前から鷹斗を待っている
- 父親のことを知っている
- 天空の王国の隠された歴史も知っている
- 最後に「もう一人の王子」の存在まで示す
なので、この人自身が大きな謎を抱えている。
特に最後の、
「まさか……あなたも、生きていたのですか……」
は強い。
ここで突然、**「王子が一人ではなかった」**という新しい謎が出てくる。
ただ、かなり情報量が多い
2話は1話以上に展開が速い。
風鳴山
↓
翼の成長
↓
風音登場
↓
千年前
↓
風神の羽根
↓
黒翼登場
↓
戦闘
↓
羽根覚醒
↓
父親の罪
↓
残り六枚
↓
もう一人の王子
と、かなり詰め込んでいる。
なので読者としては、
「おお、次々出てくるな」
という感覚が強い。
ただ、この作品の場合はそれが欠点というより、少年向け冒険ファンタジーとしてどんどんイベントを進めるタイプなんだと思う。
2話まで読んだ時点での評価
1話より明確に、
「七つの羽根を集めながら天空の王国の謎を追う話」
になった。
そして、
父親の秘密
+
黒翼一族
+
風音
+
もう一人の王子
という複数の謎が生まれている。
なので、第一話だけよりも**「続きはどうなるんだろう」という力は強くなった**と思う。
個人的には2話の最後の
「黒い翼を持つ、もう一人の王子。」
ここが一番気になる。
「え、王子二人いるの?」
という、非常に分かりやすい引きになってるw
天空を翔ける一族への応援コメント
感想
最初に感じたのは、かなり王道の少年ファンタジーだな、ということ。
「人間でありながら鷹の翼を持つ一族」という設定から始まって、主人公の鷹斗は飛ぶのが苦手。幼なじみの羽澄は飛行が得意。この時点で、主人公には「自分だけ何かが違う」というコンプレックスがある。
そこに夜の襲撃が来て、黄金の翼が覚醒する。
さらに、
「天空の……王子?」
から、
「お前の父は、かつて天空の王国を治めた最後の王」
と一気に主人公の出生の秘密まで判明する。
そして最後に「七つの《天鷹の羽根》を集める」という旅の目的が提示される。
なので、一話の中で「日常→事件→覚醒→出生の秘密→旅立ち」まで非常に明快に進む。
ここは読みやすい。
特に「次を読む理由」はかなり強い。
- 天空の王国とは何なのか
- 父親はなぜ消えたのか
- 七つの羽根とは何なのか
- 黒翼の一族とは何者なのか
- 鷹斗の黄金の翼には何があるのか
と、続きを引っ張る謎がちゃんと残っている。
キャラクター
鷹斗は現段階ではかなり分かりやすい主人公。
「飛べない」という弱点があって、それが実は「特別な力の前兆」だった、という構造。
羽澄は現時点では、主人公の日常側にいる対照役という印象が強い。
逆に言うと、第一話だけではまだキャラクターの個性はそこまで深くない。
羽澄も「幼なじみ」「飛行が得意」「鷹斗を心配している」というところまでは分かるけど、この先どういう人物なのかはまだ分からない。
だから自分なら、次話で羽澄がどう動くのかはちょっと気になる。
舞台設定
「天羽村」「人鷹」「天空の王国」「黒翼の一族」「天鷹の羽根」と、固有名詞は結構出てくる。
ただ、一話としてはそれほど混乱しない。
理由は、それぞれの役割がかなり明確だから。
村=現在地
天空の王国=目的地
黒翼の一族=敵側らしい存在
七つの羽根=旅の目的
という形になっている。
なので、設定を大量に出しているようでいて、読者が覚えるべきものは整理されている。
気になったところ
一番気になったのは、展開がかなり速いこと。
鷹斗が飛ぶのが苦手
↓
村に敵襲
↓
黄金の翼覚醒
↓
「天空の王子」判明
↓
父親が天空の王だったと判明
↓
七つの羽根を集める旅へ
までが一話で全部来る。
王道としては非常に分かりやすい反面、読者によっては
「おお、いろいろ起きたな」
という印象になるかもしれない。
特に父親の正体については、かなり大きな秘密なのに、長老からすぐ説明されるので、謎を追うというより情報を受け取る感じになっている。
ただし、これは「悪い」というより、この作品がテンポ重視の冒険ファンタジーとして作られているなら成立すると思う。
次を読むか
読む。
理由は単純で、第一話の最後がちゃんと「旅の始まり」になっているから。
「天空の王国に行く」という目的が明確なので、次に何が起きるのかは気になる。
特に個人的には、鷹斗の黄金の翼が今後どう成長するのかが一番気になる。
第一話では「まだ不完全な翼」とされているので、これが物語上の成長要素になるのは分かりやすい。
総評
王道少年ファンタジーとして非常に分かりやすい第一話。
「翼を持つ一族」という作品の特徴を最初から提示して、主人公のコンプレックスを置き、事件を起こして覚醒させ、出生の秘密と旅の目的まで提示する。
かなり教科書的な第一話の構成ではある。
そのぶん現段階では「この作品ならではの強烈な個性」はまだ見えきっていない。
でも、「じゃあ、この天空の王国って何なんだ?」と続きを読ませる力はある。
雷鳴の谷と母の生存への応援コメント
一番良かったところ
やっぱり母親の手紙。
それまで、
- 母は生きている
- どこかにいるらしい
- 父と天空の王国に秘密がある
だったのが、ここで一気に具体化する。
特に、
太陽の翼を持つ者と、月の翼を持つ者。
という双子の設定が出てきて、鷹斗と隼牙の対立が単なる「兄弟喧嘩」じゃなくなる。
しかも、
「どちらが善で、どちらが悪ということはありません。」
と明言している。
これはかなり重要だと思う。
読者としては「鷹斗=善、隼牙=悪」という構図を想像しやすいところで、そこを母親自身が否定している。
「弟を救うか、世界を救うか」
4話の最大の引きはここだな。
弟を救うか、世界を救うか。
3話で鷹斗は「弟を救う」と決意した。
ところが4話で、その決意そのものに世界規模の代償があるかもしれないと提示される。
これで主人公の目的が一気に重くなった。
しかも最後には隼牙本人から、
「兄さん……助けて……!」
と来る。
これは鷹斗が動かない理由がないw
風音が、
「このまま黒翼の里へ向かえば、命の保証はありません!」
と言っているのに、
「それでも行く!」
となる。
主人公の行動原理が非常に分かりやすい。
雷鳴の谷の試練
ここはかなりゲーム的。
第一の試練=精神
第二の試練=戦闘
→《雷神の羽根》獲得。
しかも「雷を力で打ち消すのではなく、流れを読む」という攻略になっている。
これは鷹斗が単純にパワーアップしただけではなく、人鷹としての能力を使って攻略したので、そこは良いと思った。
風を読む能力と雷の周期を読む能力がつながって、
「風と雷……二つの力を合わせるんだ!」
から《雷風一閃》になる。
かなり分かりやすい必殺技誕生イベントw
そして最後
ここが4話で一番気になる。
隼牙の身体に「何か」が入ってくる。
3話では黒翼一族に育てられた「敵の弟」だった。
4話では、
隼牙自身も何者かに利用されようとしている
という構図になった。
さらに黒雲の中の巨大な赤い瞳。
「太陽と月……二つの翼が、再びそろう時が来た」
これで黒翼一族よりさらに上にいる存在がいることも確定する。
だから1~4話を通して見ると、敵の階層が、
黒翼一族
↓
黒翼の王
↓
さらにその上の「未知の存在」
と広がっている。
4話まで読んだ感想
正直、ものすごく王道w
でも、王道だからこそ何が起きるかが非常に分かりやすい。
1話
主人公の覚醒
2話
最初の仲間+最初の羽根+敵
3話
双子の弟+父親の秘密
4話
母親の生存+双子の宿命+世界の危機
と、毎話ちゃんと物語のスケールが上がっている。
そして4話終了時点では、
「七つの羽根を集める旅」
だったものが、
「隼牙を救い、母に会い、天空の王国の真実を知る旅」
に変わっている。
これは次の話への牽引力としてはかなり強い。
ただ、4話まで読んだルナ氏としては、やっぱり一つだけw
情報量がすごいwww
毎話「新設定! 新キャラ! 新能力! 新謎!」と投入されるので、読者としては息つく暇がない。
でも逆に言えば、「何も起こらない話」が一度もない。
「感想を書いて」と言われた作品として読むなら、少なくとも**「読んでいて退屈だった」とは絶対に書かない**。
そして4話まで来ると、ルナ氏が一番気になるのは、
「隼牙の中に入ろうとしている『何か』は何者なのか」
になった。
かなり露骨な引きだけど、ちゃんと効いてるw