生涯で10,000本の短編を書く。
そんな壮大な目標を掲げられた加賀倉創作様。
その記念すべき第一歩となる短編集です。
まず、十編を読み終えて思ったこと。
なんという発想力! そして、なんという振り幅!!
SF、ヒューマンドラマ、風刺、ブラックユーモア、ホラー、そして哲学的な問いかけまで。
一編ごとにまったく違う世界が広がり、次は何が飛び出してくるのだろうと、次の一編を開くのが楽しみになりました。
壮大なスケールの物語に驚かされたかと思えば、身近な日常を思いがけない角度から描いてみせる。
思わず笑ってしまう作品もあれば、胸が締め付けられる作品もある。
読み終えたあと、しばらく考え込んでしまうことさえありました。
そして何より素晴らしいのは、その自由自在な表現力!
言葉の選び方、文章の組み立て方、さらには文字の見せ方そのものにまで工夫が凝らされていて、物語を読む楽しさを何度も再発見させていただきました。
「こんなことまで、文章でできるのか!」
そう驚かされる瞬間が幾度もあり、同じく創作を楽しむ一人として、大いに刺激をいただきました。
けれど、決して奇抜な発想や技巧だけの作品集ではありません。
人間の愚かさや弱さ、誰かを思う気持ち、そして自分らしく生きることへの問いかけ。
十編それぞれの物語から、笑いや驚きだけでは終わらない、さまざまな感情を受け取ることができます。
笑いながら読んでいたはずなのに、気付けば胸に残るものがある。
この振り幅こそ、加賀倉様の大きな魅力ではないでしょうか。
一万本という途方もない挑戦。
けれど、この十編を拝読して、私はその数字の大きさ以上に、一作一作から感じられる発想の豊かさと、表現を探究する情熱に心を動かされました。
まだ第一巻。
これからどれほど多彩な世界が生まれてくるのだろう。
そう考えるだけで、今から楽しみでなりません!
創作の自由さ、面白さ、そして物語が持つ無限の可能性。
その魅力を存分に味わえる十編です。
ぜひ、皆様にもこの記念すべき第一歩を読んでいただきたい!
加賀倉様、素晴らしい作品集をありがとうございました。
これからの一万掌編への旅も、心から応援しております!😊✨