写真の中の彼女(前編)への応援コメント
「そういうことにした。」を重ねながら、彼女のための行動を自分のためだと言い聞かせ続ける主人公が、とても愛おしいですね。特に、思わず「ただいま」と口にした直後の写真で彼女が玄関を見ている場面は、二人の間に初めてかすかな応答が生まれたようで、胸が締め付けられました。最後まで互いに言葉すら交わしていないのに、六畳の部屋が少しずつ「ひとりの部屋」ではなくなっていく感覚が、とても綺麗です。
作者からの返信
板野さん! こちらも読んでくださったのですね!
いつもありがとうございます!
結構な難産作だったので、そう言ってもらえて嬉しいです!
「そういうことにした」を軸に主人公の生活が少しずつ変化していくというのがやりたかったので、丁寧に読んでくださって本当に嬉しいです。
私の短編は名前や説明がないキャラが多いので、この二人にもやはり名前はないのですが、
板野さんの読解力にいつも救われている……!
綺麗と言ってもらえてとても嬉しく思います。
読んでくださって、本当にありがとうございます!
写真の中の彼女(後編)への応援コメント
「そういうことにした」という言い訳が、最後には「もう、そういうことにしなくてもよかった」に辿り着くのが、とても美しいですね。彼女が消える直前、初めて明確に僕を見て微笑む最後の一枚は、触れられなかった二人なりの別れであり、確かに一緒に暮らしていたことの証にも思えて胸が締め付けられました。彼女がいなくなって元通りになるのではなく、本やクッション、「ただいま」と言う習慣までが僕の生活に残っている結末も好きです――幽霊との出会いによって、生きている側の暮らしが少し豊かになった物語だったのだな、と静かな余韻が残りました。
作者からの返信
板野さん! 後半も読んでくださってありがとうございます!
「そういうことにした」は引用や変形を含めると21回出てきます。
しつこいくらいに重ねました。
そこからの「もう、そういうことにしなくてもよかった」に繋げたかったのです。
作りたかったのはまさにそこで、小さいけれど消えてなくならないもの。
別れは悲しいけれど、なかったことにはならないもの。
そういうところを、拙い作品ながら板野さんが読み取ってくださったこと、とても嬉しいです。
心霊写真、いっぱい出てくる作品!
例外的に長い短編(?)ですが、最後まで読んでくださり、ありがとうございます!