圧倒的なテンポの良さと、ストーリーへの共感性が本当に見事な作品です。ある学校のクラスで起きる、いわゆるイジメ。しかし、イジリ、からかいのレベルで行われている最中、それを止められる人はいるのだろうか。同調圧力という名のもとに、上手く適当に人と合わせていくのは処世術。しかし、それを誰が責められるであろうか。誰だって傷つきたくない。どんなに崇高な思いや倫理があろうとも…どこか乾いた空気感の中に、ジメッとした湿度を含んだ、見事な作品です。