政略結婚を先延ばし続けたブレントの本心を、アデレードは部下の会話から知ってしまう。晩餐会を欠席され、家族の怒りが爆発し、婚約は白紙に。領地へ戻った彼女は、幼なじみセオドアとの再会をきっかけに、傷ついた心を抱えながらも領地経営へ踏み出していく。一方王都では、いとこヘンリーがブレントを団長職から罷免。失望と再生が同時に進む構図が、アデレードの選択をより鮮やかに浮かび上がらせる物語。