人と、非可逆な変化が語られる作品。物語の中で、変わらなかったのは一つだけだった。
それを問いかけるような作品です。本作に登場する我妻は本当に人間としての心を失くしてしまったのか。あるいは亡くしたのは主人公の方なのか。果たして心という概念に、人と機械の区別があるのか。そんなことを思いながら拝読した作品です。読んでいて、SF映画の最高峰(と私が勝手に思っている)「ブレードランナー」をもう一度見たいと思わされた作品です。是非ご一読を。
機械的サポートを受けた人間を、“サイボーグ“と呼ぶ。厳密に言えば、コンタクトレンズを装着した人間、コレも、サイボーグである。機械は、人をサポートするためにある。医療の発達は、SFの世界でしかあり得なかったフィクションを現実のものにしようとしている。