淡々と語られる怖い話。人の狂気が怪異を生むのか。怪異が人の狂気を起こすのか。はたまた、これを狂気の仕業と思う私が狂っているのか。怖気と不安と、不可思議な世界。単純に非日常とは言い切れない。そんな世界へ、貴方も足を踏み入れてみてはどうでしょう?
当事者の「忌」録。タイトルの通り、忌まわしい怪異が。日常生活のあちこちの場面に、ずらりと並んでいます。視点は、あくまでも怪異の「当事者」。当事者が、今日もどこかで、怪異ともに生きている。そっと、静かに、淡々と。その当事者の「立ち位置」もまた、いろいろで…。日常生活と並走する怪異、歪みこそ、恐ろしい。読後、自分はまだ「当事者」ではないか、周りをキョロキョロ見回したくなる。そんな贅沢な気分を味わえる、ホラー短編集です。