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心が通うまでの物語

心が通うまでの物語

さぼさぼ

おすすめレビュー

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★★★
★33
11人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 紬木 みちゅ (つむぎ みちゅ)
    434件の
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    ★★★ Excellent!!!

    「優しい、おはようが、こんなにも切ない」

    少女とぬいぐるみが過ごす、穏やかで優しい日常。

    毎朝「おはよう」と声をかけ、一緒に過ごし、夜には抱きしめて眠る。
    そんな温かな関係を描いた物語だと思っていました。

    けれど、物語の終盤でその印象が一変します。

    少女だと思っていた彼女の正体。
    そして、何もできないぬいぐるみである「僕」が抱え続けていたもの。

    特に「これで、何人目の彼女だろうか。」という一文には驚かされました。
    それまで読んできた優しい日常が、この瞬間からまったく違う意味を持ち始めます。

    何度新しい彼女が現れても、彼だけは前の彼女との時間を忘れられない。
    だからこそ、最後の「僕の綿に刻まれた感情もリセットしてくれないだろうか」という願いがとても切ないです。

    冒頭と最後で、同じ「おはよう」という言葉の響きまで変わって感じられる物語でした。
    温かさと切なさ、そして少しの怖さが残る、印象的な作品です。

    • 2026年10月3日 09:43