10歳の誕生日に授かったギフト。
本来なら、それは未来への希望になるはずでした。
けれどメアが手に入れた力は、本人にも制御できないほど危険なもの。大切な人たちを失い、自分を責め続ける少女は、やがて「罪を償う」という言葉のもとで生きることになります。
印象的なのは、メアがただ酷い目に遭うだけではないところです。
仕事をすれば褒められる。
食事をもらえる。
頭を撫でてもらえる。
そんな小さな優しささえ、メアにとっては救いになってしまう。
だからこそ、彼女が少しずつ「この生活が正しいのかもしれない」と思い込んでいく姿が苦しく、続きが気になります。
最悪なギフトを授かった少女に、本当に明日は来るのか。
メアがいつか自分自身のために生きられる日が来てほしい。そう思いながら続きを読みたくなる作品です。