異常気象や食糧危機によって、人間の暮らしが大きく変わってしまった未来。
かつて人間とAIアンドロイドが共に暮らしていたドーム都市には、今や人間の姿はなく、アンドロイドたちだけの社会が築かれています。
そんな世界へ、ひとりの少女がやってきます。
設定だけ聞けば少し切ないSF作品を想像しますが、本作の魅力はそこに軽快なコメディがたっぷり詰め込まれているところです。
人間をほとんど知らないアンドロイドたちの微妙にずれた知識や言動、それに振り回される少女とのやり取りには、思わず笑ってしまいました。
けれど、物語が進むにつれて見えてくるのは、人間がいなくなったあとも長い時間を生きてきた彼らの思い。
「誰かの役に立つこと」「必要とされること」、そして異なる存在同士が支え合うことの意味が、温かな物語の中から自然と伝わってきます。
笑えて、少し切なくて、最後には未来への希望が残る。
人間と機械が共に生きる世界を、優しい視点で描いたSF作品です!!