※第7部の②まで読了した感想です。
舞台は王立アロウェン術導院という架空の学院がメインで展開します。
世界観として現代の我々基準でいう所の人外キャラが多数登場します。
というか今のところ人間は出てきていません(笑)
物語はアルラウネの令嬢セラフィタの元に種々様々な悩みを抱えたキャラクターが訪れ、その話を聞くという内容です。
主人公は最近セラフィタ嬢の元で仕え始めた新人メイドのトコヨ。彼女は4本足です。
トコヨは最近社交界デビューしたばかりのため、学院や社交界の事情には疎く、読者とほぼ同等の知識量で物語が展開します。
まず、ここが良いです。
一方、トコヨはセラフィタ嬢の傍に仕え、お茶会にも参加します。そこで、彼女は来訪者の人には言えない悩みや葛藤を知っていきます。
社交界の常識に疎いトコヨですが、セラフィタ嬢のお茶会に同席する事で、来訪者の秘め事だけは蓄積されていく。
トコヨにはラシェルとメリッサという学友がいるのですが、彼女達は時事や社交界の噂話には詳しい。反対にトコヨだけがその噂話の背景事情を把握している。
この情報格差の使い方が面白いです。
キャラクターの登場の仕方も、
・最初のお茶会で名前が出る。
・後日トコヨが校舎で見かける
・さらに後日、本人がお茶会に現れる。
と、いった段階がキチンと踏まれており、物語に没入しやすいです。
まとめると、人外キャラが好きで
すこし変わった切り口の人間ドラマを求めてる方には文句なくおすすめです。
続きも楽しみにしております。