美しいモキュメンタリーでした。方言を混ぜるというアイデアがとても良く、それだけで「西の方にある、寂れた海沿いの漁師町」という舞台が自然と浮かび上がります。わざわざ場所を説明されなくても、その土地の空気や民宿の雰囲気まで伝わってくる。没入感を生み出す演出が見事でした。民宿の人が執拗に否定していたのは、本心からなのか、捧げていたのを偽るためなのか、いろいろ妄想が膨らみます。