プロローグを読みました。面白かったのでレビューを書かせてもらいます。
冒頭からかなり衝撃的な始まり方で、一気に物語へ引き込まれました。主人公は久しぶりのお出かけでストロベリーパフェを食べに行っただけなのに、気づけば見知らぬ森の小屋へ連れてこられ、信頼していた近衛兵に襲われてしまう。この日常から異常な状況への落差が大きく、「一体何が起きているのか」と続きを読みたくなります。
特に気になったのが、近衛兵たちが口にする「罪人システム」です。主人公自身は何も知らない様子なのに、母親らしき人物がそのシステムによって国を狂わせたと語られており、主人公の家族と国家の間にかなり大きな因縁がありそうです。しかも主人公を利用して母親に苦痛を与えようとしていることから、単なる誘拐では終わらない事件なのだと感じました。
さらに、途中から現れる「ブラック」という女性も非常に怪しく、物語の謎を一気に増やしています。血液をデータベースに登録すること、足跡を消す取引、そして「この子はありがたく頂戴する」という言葉から、主人公がこの後どこへ連れていかれるのか全く予想できません。
また、主人公が「お姫さま」だったという情報も重要そうです。何も知らない無垢な少女として描かれているからこそ、母親が何をした人物なのか、なぜ娘まで巻き込まれることになったのかが気になります。
冒頭では主人公の状況がほとんど分からないからこそ、謎が次々と積み重なっていく構成が印象的でした。信頼していた近衛兵の裏切り、「罪人システム」、母親の過去、そしてブラックという女性。ここから主人公が何を知り、どんな運命を辿るのか、続きが気になるプロローグでした。