10話というコンパクトなボリュームでありながら、読者を一気に引き込む緊迫感が素晴らしいミステリー作品です。密室に集められた七人という王道のシチュエーションの中、それぞれの思惑や疑心暗鬼が交錯する心理描写がとても巧みに描かれています。侵入禁止の部屋に隠された秘密や、次々と明かされる真相へのミスディレクションも見事で、最後まで息をつく暇もありませんでした。
目を覚ますと、そこは出口のない密室だった。集められた七人の人間。そして、侵入を禁じられた謎の部屋。ルールを破れば、待っているのは死。この不可解な密室で、一体何が起きているのか?そして、目覚めた「俺」は、最後に何を選ぶのか――?