「有能な者」を集めた超人学園を舞台にした能力バトルもの。
能力を使えば圧倒的な強さを持つはずの主人公・瑠奈が、なぜか本気を出そうとしない。その理由が五年前の戦争と結びついていることが分かってくるにつれて、単なる最強主人公とは違った印象になっていきます。
特に、戦争の記憶を思い出して過呼吸になる場面から、「逃げる」のではなく「力を制御できるようになる」と決意する流れが印象的でした。
能力にも「未来を見せることで存在そのものを消す」など、一見した説明だけでは分からない使い方があり、能力バトルとしても面白いです。
そして、学園生活が始まったと思ったら、いきなり実際の脅威目標生物を討伐するためロシアへ向かう展開も豪快。
五年前の戦争、三年後に復活する脅威、そして瑠奈自身の過去。
ここから何が明らかになっていくのか気になる作品です。
3話まで読ませていただきました。
10歳の子供まで戦場へ送られていた過去や、数億人もの犠牲者を出した「脅威目標生物」との戦争など、冒頭からかなり重い世界観が提示されていて、その上で現在は学園ものとして始まる構成が印象に残りました。
主人公の「武器を作り出す能力」も、本気を出せばどんな能力より強いのに使わないという部分が気になります。過去の戦争と何か関係がありそうで、今後どこまで明かされるのか楽しみです。
また、登場人物それぞれの能力が個性的なのも面白かったです。特に夜舟の「未来を見せる能力」が、未来を見るだけではなく、見せた対象を存在ごと消せるという使い方には驚きました。椅子が突然消える流れも能力の説明として分かりやすく、印象に残っています。
渚やアジュ、モーリンなど気になる人物も早い段階から登場していて、4人しかいないAクラスがこれからどう動いていくのか、そして最後に予告された戦闘力チェックでそれぞれ何を見せるのか気になりました。