第3話:初めてのデートへの応援コメント
「初めてのデート」の浮き立つ感じが、沙樹の視点から瑞々しく伝わってきますね。海まで行ったのにハンバーグを食べただけ、玉ねぎを押しつけられて「ちょっぴり面倒くさい人」に更新されるあたりも、憧れの存在だった扇野くんが少しずつ生身の男の子になっていく感じが好きです。そして夜景の前での「付き合おうか」――第1話で結末を知っているだけに、このときの沙樹の高揚がどこか切なくも映りました。
作者からの返信
好きという感情をまだ完全には自覚し切れていない沙樹の精一杯の強がりが「ちょっぴり面倒くさい人」という扇野が見せた僅かな隙、だったのかもしれません。
1話との落差を感じ取っていただき、ありがとうございました。
第2話:新人歓迎会への応援コメント
第1話であれほど冷めた目を向けられていた扇野くんが、沙樹にとって最初はこんなにも眩しい「知らない世界の人」だったとは……この落差が効いていますね。「はい、お姫様」からのシンデレラという選択も、恋愛経験の少ない沙樹が惹かれていくのがよくわかる鮮やかさです。そして最後の「もう俺のもんだ」、甘い場面のはずなのに第1話を知っているだけに別の響きまで感じられて、強く印象に残りました。
作者からの返信
ムカつくほど女の扱いに慣れている19歳の男、それが扇野です。
今までほぼ男性との接点なしで生きてきた沙樹の心を掴むことは、容易だったのだと思います。照れ笑いすらも計算なのかもしれません。
最初はこの2話からスタートさせようかと思っていましたが、落差を感じていただきたく、1話を追加しました。扇野の本性を少しずつ暴いていきたいと思います。
第1話:伊藤 沙樹-大学2年秋への応援コメント
沙樹が「視界に入れることすらなく、左の耳が勝手に声だけを拾っていた」という距離感が、とても印象的でした。もう他人だと思おうとしているのに、扇野くんの嘘も嶋村さんの指輪も細部まで覚えている、その冷静さの奥に残った感情がじわりと伝わってきます。特に「事実ならば。」の短い一言、沙樹が彼を今どんな目で見ているのかが凝縮されていて好きです。
作者からの返信
お立ち寄り下さりありがとうございます。
1話の沙樹は扇野への無関係を強調しつつも、断ち切れない未練が残っていることへの矛盾を本人も自覚しているのだと思います。
二人の縁が完全に終わるのがいつか、終わる時が来るのかを見届けていただけたら嬉しいです。
第4話:扇野くんと過ごした日々への応援コメント
美夕との出会いがとてもいいですね。「一息に私の中に飛び込んできた」という表現そのままに、沙樹を守って及川さんに噛みつく姿まで含めて、短い間に親友になった理由がよく伝わってきます。一方、扇野くんとの海辺のお姫様抱っこは青春そのものの眩しさなのに、「この日が最後のデートになった」と締められることで一気に切なさが押し寄せました。沙樹が当時の幸福と、今だから見える彼の意図を重ねて語っているのも印象的です。
作者からの返信
ありがとうございます。沙樹がコミュ障なのではなく、女の子とは自然に距離が近づけることを出したかった回なので、汲み取っていただけて嬉しいです。
同時に扇野との価値観の違いが顕著になった回でもあります。この日の思い出を1話の季節まで心の奥で引きずっている沙樹です。