最初は「背後を振り向くと死ぬ」というルールの恐怖ですが、面白いのは対策が成功するほど、事態が途方もない方向へ拡大していくところです。人類を救うためにアテナが選ぶのは、怪異の封印でも撃退でもなく、現在の宇宙そのものを別の物理状態へ移行させること。しかも移行後には、何事もなかったようにコーヒーが湯気を立てています。その日常の復元と、最後に届く一通の通知の落差が強烈です。
犠牲者が増え続け、ついには超知能AI・アテナが真空相転移まで選ぶ。宇宙そのものを変える。アテナが強ければ強いほど、👶の異常さが際立つのが面白い。そして朝倉浩一。よろしくお願いします👶黙れ。超知能と怪異の間にいても、最後まで格を落とさない。宇宙規模なのに、最後に残るのは小さな足音。他の👶シリーズもランキング上位に並んでいるのを見ると、この異物はもう完全にシリーズとして育っている。ぺた、ぺた、ぺた。まだ来る。不気味で、妙にかっこいい一作です。
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