「29歳経理OL×魔法少女」という設定を見た時点で面白そうだと思いましたが、実際に読んでみると、その発想を最後まで使い切る構成の上手さに驚きました。
世界を救っても報酬は出ない。交通費も危険手当もない。装備や怪人退治で発生した損害はどうなるのか。
魔法少女という非現実的な存在を、経理OLらしい徹底して現実的な視点から眺めることで、設定そのものが次々と笑いに変わっていきます。
しかも、それだけの一発ネタではありません。
家賃の問題から始まり、契約書、怪人との戦闘、そして最後の収益化までが一本の物語としてきれいにつながっている。
第一話だけで読み切り漫画を一本読んだような満足感がありながら、最後には「ここからどうなるんだ?」という連載への興味まできちんと残ります。
設定の面白さ、主人公のキャラクター、話の構成がきれいに噛み合った第一話でした。
続きを追いかけたくなる作品です。