怖い話には、大きく分けて二種類あるのかもしれない。
「そこにいるはずのないもの」が怖い話と、
「そこにいる人間」が怖い話。
では、その二つが同時にこちらへ手を伸ばしてきたら――?
修学旅行の夜。
友人同士で交わされる、何気ない「コワい話」。
語り口は軽く、どこか親しみやすい。
だからこそ油断する。
少しずつ違和感が積み重なり、
気づいたときには、もう逃げ場がない。
そして最後に残るのは、
「幽霊と人間、結局どちらが怖いのか」という問い。
短い一話の中で、二つの異なる怖さが絡み合い、じわじわとこちらへ迫ってくる――
余韻の深いホラー作品。
読み終えたあと、きっともう一度タイトルを見返したくなるはず。
さて。
――あなたは、どっちがコワいですか?
私は――