レビューのひとこと紹介を何も考えずに打ち込んだ瞬間
あ、これキャッチコピーと同じ言葉だ!
って気づきました笑
キャッチコピーが全てです。
って紹介を終わってもいい気もしましたが、もうちょっと私がこの作品を通じて感じたことを書きたいので書きます笑
食べることは人生の中で訪れる確かな幸せの一つだと私は思っています。
この作品の中での主人公は食が細い中でもその幸せを噛み締め
「おいしい」
って語りかけてきます。
その美味しいもただ食べ物が美味しい時もあれば、出張の帰りに食べるラーメンや、友達と食べるご飯。他にも色々。誰かと食べる時が多いかな?
たまにお酒も嗜みながら、人の営みにおいて食べるってことが単純に食物を口に入れる行為ではないよってことが、すごく伝わってきて、私も日々の食事を大事にしたいなって感じました。
やっぱり、毎食ちゃんと気持ちを込めて言いたいですよね。
「いただきます」
3度の飯より飯が好きなので、病気や怪我で「食べたくても食べられない」みたいな状態になるのはどれほど辛い事だろうかと……
時々文章の隅っこに見える彩のそんな状態に胸を痛めながら読んでいます。
彩りあふれる料理が目の前にあっても全力を尽くして迎えられない食事の時間は中身を飲んだあとのアルミ缶みたいで、軽い音しか鳴らないのにラベルはカラフルで逆に虚しい。
少しずつ食べられるようになれるといいなぁと願っています。
それなのに全体的に味や香りや食感の描写の盛り具合は口の中を共有しているみたいで、時々同じものを食べたくなります。
腹減りタイムに読んではいけない。
彩本人の苦痛につい感情移入してしまいますが、そんな料理やお菓子を通して彩の周りの人間模様が縁取られていくさまが美しいです。