地図、新聞記事、報告書、AIによる考察、匿名コメント、そして残された手紙。断片的な資料を読み進めるたび、それまで見えていた「真相」が少しずつ姿を変えていきます。記録を自分でも読み解いているような構成が特徴的な、考察型のミステリーです。最後まで幾重にも仕掛けられた構成に驚かされました。
ネットで見た書き込みが気になった。 謎解きがてらAIで調べて見た。 するとAIは恐ろしい回答を示した。 恐怖を感じ調べてるをやめる。へ ところがDMが届きショッキングな事実を知ることになる。 ゾッとする短小説です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(242文字)
資料は近況ノート、検証はAIにも依頼、答え合わせは後から。形式そのものが仕掛けになっていて、読む側の動き方まで設計されています。謎解きが得意な人も、眺めるだけの人も楽しめる。試みとして一度は体験してほしい作品です。
昭和の集落に残された見取り図、新聞記事、災害記録、おくやみ欄。最初はただの古い資料に見えるのに、読み比べるほど「何かおかしい」が増えていきます。わたしも途中で真相がわかったつもりになりました。でも、ひとつの疑問に説明がつくたび、今度は別のところがおかしくなる。たぶん仕掛けにはまってます。推理ものに少しでも自信のある方は、ぜひ第3話を開く前に考えてみてください。これ、最後まで解ける人っているんですかね?もちろん普通に読んでも面白いですよ。わたしは途中で諦めて読みました(笑)
小説と呼べるかわかりませんが、新しいエンターテイメントの形だと思います。曾祖母の昔住んでいた村の古文書を並べ違和感を自分で探す、突然「大丈夫でした」といって去っていく。何が大丈夫なのかすらわからない。答え合わせもなく謎だけを置いていくスタイルは新しいと思いました。なお、素直に読むと、台風、あるいは長雨の後、疫病が流行っているので雨が振ったことで山から流れてきた何かが疫病を起こしているのかもしれないな、と思いましたが、火災資料との関連は私にはわかりませんでした。