素直に読めば、積み重なる感情に顔をしかめてしまうかもしれない。
「真理ちゃん」の気持ちが少しでも分かる人なら尚更、真理ちゃん自身になのか、小夜になのか、「やめてよ」と言いたくなる。
けれども後半、鬱屈とした想いに別の名前が付いた途端。
粉々に壊して終わらせようとした関係が、現実を壊してでも貫きたい「大切」に変化する。
そんな「想い」の魔法にかけられる。
ぜひ最後までとくと味わってほしい。
リアルで複雑で、けれども切実で純真な恋。
最高に甘くて苦いブリュレのような。
そんな感情に、物語の中で焦がれてみませんか?