パンツ、パンツです!!
『一枚ならパンツ、百万枚なら災害』――そんな格言があるかは知りませんが、それを地で行く作品です。
主人公、白石光太郎の住む町、白綿町を襲ったのは、未曽有のパンツ災害。
始まりは初冬の粉雪のごとく、しまいには怒涛の勢いで降り積もる、パンツ、パンツ、パンツ……。道路にもパンツ、屋根にもパンツ、ついには車や電車までパンツで止まってしまいます。
ここまで来ると最早それはパンツでは無いような気がしてくるのですが、しかしやはりそれはパンツのようです。『パンツって何だっけ……?』と言う気分にもなるのですが、やっぱりそれはパンツでした。
パンツです。面白いです。
空からパンツが降ってくる。しかも一枚や二枚ではなく、町を埋め尽くし、ついには電車まで止めてしまう。
設定だけ聞けば完全に出オチになりそうなのに、主人公も家族も会社の上司も妙に真面目にこの異常事態へ対応しているので、その温度差がじわじわおかしいです。
最初の一枚から、町全体、ニュース、SNS、交通機関へと少しずつ騒動が大きくなっていくのも楽しく、気づけば「そもそも、なぜパンツが降っているんだ?」という謎まで気になっていました。
まだ第一話。ここからこの町がどうなってしまうのか、そしてパンツの雨にちゃんと理由があるのか。続きを追いかけたくなる導入でした。