午前二時十三分。
監視画面に現れたのは、存在しないはずのユーザーだった。
最初は、ただのデータ不整合に見える。
NULL。
キャッシュ。
消えたはずの記録。
存在しないURL。
技術者たちは一つずつ原因を探り、問い合わせる。
そして返ってくるのは――
『システム上の異常は確認されておりません』
……いやいやいや。
異常しかないでしょう!?
この作品の怖さは、何かが突然襲いかかってくることではありません。
『存在しないもの』が、少しずつデータの中に居場所を獲得していくこと。
NULLだったはずのものに答えが与えられ、残るはずのない記録が残り、やがてUNKNOWNという「何か」が輪郭を持ち始める。
ログ。
管理画面。
問い合わせ文。
本来なら無機質なはずの情報が、ページを進めるほど不気味に見えてくる。
「データが、生きているわけじゃない。」
――本当に?
そう思った瞬間には、もう続きを確かめずにはいられませんでした。
UNKNOWNとは何なのか。
誰が、何を動かしているのか。
存在しないはずの『何か』が、今日も画面の向こうで動いている――。
こんな展開を見せられたら、もう続きを追うしかありません。
あなたもぜひ、この『異常なし』の画面を覗いてみてください。
きっと次に怖くなるのは、
UNKNOWNではなく、『正常』という言葉になるのではないでしょうか。
だからこそ、私は思うのです。
「きっと最後は――
≪output corrected≫ ≪output corrected≫ ≪output corrected≫
『異常はありません』