声を出せない少女・ねむと、真面目でちょっと頑固な少年・ハル。
海と山に囲まれた街で過ごす二人と、周囲の人々が織りなす青春物語です。
【静かなのに、賑やかな二人】
声を出せないねむですが、表情も指先もとにかくよく喋る。
対するハルは、声で話せるのに感情まで少し固い。
正反対にも見える二人のやり取りが楽しく、読んでいるうちに二人のことが少しずつ好きになっていきます。
【守りたい、面倒くさい日常】
家族との食卓、友人との時間、毎日走ってくれるバス。
何気ない日常が丁寧に描かれているからこそ、ハルがこの街に残り、大切にしたいと思う理由も少しずつ伝わってきます。
そんな中でも時間は少しずつ流れ、周りの人たちもそれぞれの未来へ進んでいく。
ハルが選ぶ未来がどこへ向かうのか、追いかけたくなります。
二人とその周りの日常、そしてこの先の選択を、ハルと一緒に見つめていきたい方へオススメの物語です。