なんだこれは。
加賀倉様、今度は言葉にスニーカーを履かせて走らせてきた!
マグロから富士山、そして世界最高峰へ。
意味が韻を呼び、韻が次の意味を連行し、立ち止まろうとする思考を置き去りにして、言葉が猛スピードで駆け抜けていく。
無茶だ。
無謀だ。
だからこそ、最高に前向きだ!
この詩には、優しく背中を押してくれるような慎ましさなどない。
「できるだろうか」と迷っている読者の襟首をつかみ、そのままスタートラインの向こうへ放り投げてくる。
けれど、気づけば不思議と身体に力が湧いている。
まだ無理だ、恥ずかしい、失敗したらどうしよう――。
そんな一歩目を渋る理由のすべてが、鳴り続ける韻の前では、どうでもよくなってくるのだ。
黙読しているはずなのに、脳内ではすでにビートが鳴っている。
一度読めば走り出し、声に出せばもう止まれない!
不可能さえ推進力へ変えてしまう、やかましくも痛快な、加賀倉式・言語爆走ポジティブラップです!