虚構が現実を侵食していく恐怖。まさに、Jホラーの王道である「じわじわ系」の恐怖!肉眼とレンズの不一致……消えない文字列……声や姿を真似る「あれ」など……日常の境界が静かに崩れていく描写に、ゾワゾワが止まらない!ホラー好きには大満足の傑作です。
分からないことは理由や原因を調べないと気が済まない作家と分からないことはそのまま動画に記録しておくカメラマン。編集部の要請でじっさいに起きた事件をもとにモキュメンタリーを制作することになった二人。しかし、彼らが撮る動画や、記録を整理する文章に異変が起こり始める。……モキュメンタリーという手法の闇を探る趣も。
古典怪談を愛する雨宮と、恐怖を“レンズ越し”で受け流す浅比。軽い温度差のある二人が組んだ取材が、いつしか本物の怪異へと繋がっていく流れがじわじわ怖い。別々の場所で起きた現象に共通点が滲み、祭礼や消された記録が線を結び始めるあたりから、モキュメンタリーの枠が音を立てて崩れていく。撮ること・書くことが逃げ場を奪っていく構造が秀逸で、読者も“記録の罠”に巻き込まれるような感覚を味わえる一作。
スマホをスクロールする指が止まりません。最初に5話まで投稿されていましたが、1話目を読んだら、そのまま一気読みしました。ストーリーの描写が映像として頭の中に広がるので、実体験してるかのようなリアルな体験ができます。是非一読してみてください。
とりあえず一話だけ……と読んでみたところ、面白過ぎて一気に最新話まで読んでしまいました。正体がつかめないものほど、想像力を掻き立てられて恐ろしい。その恐ろしさを心地良く感じさせられるような魔性の魅力が、この作品にはあると思います。メインの登場人物は女性二人組。バディでの心霊スポット取材だからこその怖さ、というものもの魅力のひとつかもしれません。今後もめちゃくちゃ楽しみです……!