三題話、というのに憧れるが
全く関連性のない三つの単語を上手く使って
掌編にするのにはさぞや骨が折れる事だろう。
作者はそれを上手く纏めてホラーに昇華
させている。
四十四通の お月見案内 の書状に呼応して
嘗ての同級生達が廃校間近の母校の屋上に
誘われる。
中秋の名月はスーパームーン。
地球に最も近い軌道を経て顕現する。
古来より神聖なる不死の象徴を宿す光。
闇の中、そっと 啓示 を与えるもの。
三方台には月見団子、秋の尾花、大きな杯
清酒、更には四十二名分の懐石弁当。
三々五々、見知った顔が会場に現れる。
そして
ゾクリとするが、同時に秋の夜長には
ぴったりの静かなる ホラー