追放されてしまった「聖女」が、一体どのようにして逆転を勝ち取るか。
本作の主人公アリアは、パーティー一行のリーダーであるブルーノから強引に口説かれることになります。
しかしそれを拒絶した直後、蔦に絡めとられて引きずられてしまうことに。
絶体絶命のピンチですが、ブルーノたちはまだまだ助かる余地のあるアリアを「死んだもの」扱いし、彼女の死に対して払われる金で飲み食いしようとまで言い出します。
そうして見捨てられてしまったアリアですが、その先で思わぬ出会いが……。
小さな木の妖精のドリアードや、彼女の前に現れる青年ユールなど、「絶望の先に待っていた光景」からのファンタジックな世界の広がりがまず魅力的でした。
どことなく聖剣伝説的なふんわりした絵本的な雰囲気があるキャラ造型。そうしたヴィジュアルイメージが浮かんできたところで、強烈に物語の中に引き込まれました。
可愛いファンタジー存在に、メロさのある青年キャラ、そして明確に「ざまぁ」される悪役。
サクサクと進んでピンポイントに心のツボを押してくれる物語構成がとても魅力的でした。