ありがとう、が主題の物語で、誰がこれを思いつくんだろう。その筆の自由さに憧れる。冒頭から常識では考えられないシーンが、説明なしに立ち上がって、それが、逃げる。そして、速い。読むしかないんじゃないですか。読んで、創作にはこんな可能性があるのだと知ればいい。わたしは翼のある人に、「どうして飛ばないの? こんなに気持ちがいいのに」といわれた気がした。