KADOKAWA Group

祐里

  • 現代ドラマ
  • 恋愛
ogura_kinako_
18作品

沁み入る系短編群

沁み入る系のお話を集めてあります。
（沁み入る系かビミョーだなーと思った作品は入れていません）
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作者のおすすめ順
#1

撫子色の秘密／
祐里

中学二年生の私は、冬休みが終わっても学校に行かないことに決めた。 意地悪な先生、体育のバレーボールでミスをすると舌打ちするクラスメイト。 聞こえてくる恋バナの嬌声は、全然きれいな…
学校で恋バナについていけない私は、いつも一人でいた
祐里
カクヨムコン短編賞の中でも最推しです。
東雲そわ
#2

ラムレーズン／
祐里

寒風の中、ギャル服で身を固め、私はアイスを食べる。 目の前には客の男。たった三十分間のバイト。 でもある日、もうやめようと思った。バカな男のせいで。 ※前からやってみたかった、…
三十分間アイスを食べながら話すだけのバイトを、私は続けている。
祐里
良い
雪吹つかさ
#3

浅蜊／
祐里

砂抜きで塩水に浸けられている浅蜊（あさり）たちは、数珠玉の実の色に似ている。 子供の頃、数珠玉の実の中身を穿り出すのが好きだった。 出てきた中身は愛おしかったが、外殻は祖母に渡…
ただ、演じるだけだった。そうして、空っぽになった。
祐里
#4

内部温度 ―PNK-02型の場合―／
祐里

わたくしは最低限の機能が搭載された人造人間で、毎日ご主人様のお世話をしている。 熱暴走を起こすと、冷眠しなければならない。 ご主人様はわたくしに記憶を共有してほしいと言って、ケ…
  • ★111
  • SF
  • 完結済 1話
  • 3,597文字
  • 更新
申し訳ございません、その機能は搭載されておりません。
祐里
秀逸な表現によって描かれる情愛のカタチ
脳幹 まこと
#5

初恋／
祐里

小学六年生の三学期、卒業まであとわずかという時に、隣の席の彼は転校していってしまった。 ※KAC2024参加作品
  • ★29
  • 恋愛
  • 完結済 3話
  • 6,895文字
  • 更新
祖母が買ってくれたリップクリームは、私の唇を薄いピンク色に染めた。
祐里
好き〜〜〜〜〜！！！淡いピンクに包まれたような暖かい気持ちになれます！
いっか
#6

ハングリー／
祐里

間もなく離婚する予定の私。 肉を摂取したくて仕事帰りに立ち寄った牛丼屋、日本人より外国人の方が多い店内、客同士の噛み合わない会話。 タバコ屋の店先では、闇の隙間を仄白いタバコの煙…
ハングリーな人々の欲を、黒い渦は飲み込んでいく
祐里
主人公の心情描写が素晴らしい
川端 春蔵
#7

私の中のダイヤル／
祐里

お正月、一人で行った祖母の家で、玉子焼きの作り方を教わった。 祖母と二人きりだと安心できる。 私のダイヤルを調節しようとする人がいないから。
正解は、私を無理に調節しようとする。私のダイヤルには誰も触れないのに。
祐里
ほどよい後味。ご賞味あれ。
東雲そわ
#8

通過点／
祐里

できなかった約束は、年を取ったいまでも覚えている。 ※フィクションです。
イ段とウ段がうまく言えない彼女、いつも通過点だった私。
祐里
素材と構成
ぽんぽん丸
#9

偽物の家／
祐里

雨に濡れたアスファルト、気に入っている青い傘。 大人に憧れていた十歳の俺はあの瞬間、全てを悟った。 https://kakuyomu.jp/user_events/168180…
「今日は帰る」
祐里
#10

祖母がいた日／
祐里

小学一年生だった私は、初めての創立記念日に暇を持て余していた―― https://kakuyomu.jp/user_events/16818093092629321894 お題…
祖母は「泣き虫なのにがんばったね」と褒めてくれるだろうか。
祐里
大切な人が側にいる。それだけで毎日は輝いて見えるから。
槙野　光
#11

有刺鉄線の向こう／
祐里

終戦直後の米軍基地のある町では、米兵たちが大手を振って闊歩している。 きれいなおねえさんたちにかわいがられる僕が心を奪われたのは―― ※BL要素は薄めです。
有刺鉄線を張り巡らせた囲いの向こうに、彼はいた。声も匂いも届く場所に。
祐里
戦後の赤線地帯で、僕たちは出会った。
SB亭moya
#12

ショコラ・オランジュ／
祐里

近所に住む母方の叔母を、私はよく訪ねる。 母が作ったおかずを持って。 フィクションです。
イモリには触らないほうがいい。気を付けて。毒があるから気を付けて。毒が
祐里
中年姉妹の微妙な心のバランスを捉えた好編
小田島匠
#13

教授の作ったホイホイ／
祐里

ある日、僕は夜中に家を抜け出した。 たどり着いたのは林の中に突然現れたカラフルな市場で―― ウルトラスーパーライトSFです。
  • ★39
  • SF
  • 完結済 3話
  • 4,000文字
  • 更新
人間の形のロボットから渡されたのは、まだほんのり温かい綿あめだった。
祐里
#14

そんかし／
祐里

中年男と子供が安アパートの階段に座ってくだらねえ話をするだけ。 2025/03/30、2話目追加しました。 Twitterで拝見した写真をもとに書いたお話です。 写真はこちら…
「大人ってお酒飲んだら何でも忘れるの？」
祐里
この物語好き！！
SB亭moya
#15

土曜日のスーパー／
祐里

世界は理不尽で満ちている。 でもみんなそのことに気付いていない。 俺が気付かせてやるんだ。 乾いた社会ではこういうことだってあるのだと。 ［2025/08/28］ ちょっと戦略…
関口「弘法は筆を選ばない」（キリッ
祐里
#16

コタツ／
祐里

『小惑星衝突で人類滅亡 百年後に』というネット記事を見た。 子孫を残すことができたところで、みんな百年後には死んでしまうんでしょう？
西日が差し込む部屋で、熱いカフェオレを飲んでコタツのことを考えるだけ。
祐里
うまぁー
ぽんぽん丸
#17

ムードメーカー／
祐里

六人兄弟の二男、颯太が主人公のハートフルコメディです。 第三回あたらよ文学賞（お題「嘘」）一次選考突破ならず。 でも「あと一歩」に選ばれました。
「バカじゃねえのクソ兄貴」「バカかクソかどっちかにしてくれよ」
祐里
#18

おもちゃの剣／
祐里

姪っ子の菜美と甥っ子の潤也は、俺に懐いていた。 でも俺はある日気付いた。ねじれは修正しないといけないと。 https://kakuyomu.jp/user_events/822…
「おれはっ、ゆるさない！」「……かかってこいよ」
祐里
コーヒーがしょっぱいぜ……。
SB亭moya