なろうが収益化を発表して話題となりましたね。
最近の小説投稿サイトの動きは目まぐるしいものがあり、ついていけていません。
エッセイでカクヨムはもう呼び込みをやめて囲い込みに入ったという話をしましたが、全体的に動きが変わってきたので、それぞれの投稿サイトが自分のところに専念してもらう施策を練っているように感じます。
収益が絡んでいる以上、当然と言えば当然ですよね。
なろうはチアーズ。
カクヨムはリワード。
エブリスタはエブリワード。
アルファポリスはインセンティブ。
PixivはFANBOX。
90KU-KANはチアー。
noteは元々有料記事やチップで収益強い。
同じ作品が他サイトに載ってたら当然利益は分散するし。
応援するためにお金払ってくれる層も、なるべく安く課金できるサイト選んじゃいますし。
価格競争みたいになるのも変なので、特性出すか、自社サイトに専念してもらうしかない。
中華系は最初から原稿料ありきで専売をウリにしたり。
TALESは映像業界に強いのでマルチメディア化に力入れたいみたいでしたね。
他にもノベルアップとか割と前からあるところから、新興勢力まで。どんどん増えてきている。
進出してくるということは、この界隈が「利益が見込める」と判断されているということです。
でも小説はずっと不況のまま、本は売れず、書店は閉店している。
では何を目当てにしているのか。
これ以前も近況ノートで語った気がしますが、「原作」が欲しいのではないかと、私は推測してします。
言い方悪いですけど、もう小説って「素材」なんじゃないかと。
コミカライズ初期の方では「作画が足りない」という声をよく聞きました。
特に女性向けでは、華やかなドレスの作画、中華の衣装が作画できるレベルの人材が不足しており、コミカライズ決定後も作画が見つからず待機になっていると。
これが解消されたという話は特に聞きませんが、電子販売やWEBTOONが加速したことにより、作画のレベルを求めなくなった側面もあるような気がします。
あとは韓国に倣って分業化。
自力でヒットを出せるレベルの漫画家でもコミカライズを担当する、単著でヒットを出した小説家でも原作を担当する、といったケースが増えました。
個々人が高い能力を有していても、それぞれが更に得意領域に専念する。その完成形は、コミックないしアニメ。
文芸においても、映画化することが定番の流れになったように思います。
数字が出たと思ったら、すぐ映画の打診。最近のホラー界隈が特に顕著ですよね。
単著→映画化が王道ですが、TALESを出したように、ドラマ原作もあるし、今はショートドラマというジャンルが増えたことにより、これも「素材」を探しています。
素材の重要度が上がっているなら、文章の美しさを追及するより、とにかくアイデアを豊富に出していく方面で訓練した方が、おそらくWEBコンテストでは強くなっていく。
上記諸々を加味した結果、最近めっきり心が公募寄りです。
同じ労力かけて作成するなら、公募の方が賞金も高いし。
締め切りの関係で今のところ短編参加が多いですが、長編も準備しています。そのためWEBへの投稿頻度がやや低め。……そうでもない?
小説そのものの出来を求める公募と素材化の話は矛盾するようですが、SNSで呟いた通り、私の小説はラノベではなく文芸から始まっているので、WEBコンテストに弱い。
また小説投稿サイトの優位性は複数サイト投稿にあると思っており、囲い込みが始まったことにより、商業化を目指す場合、複数サイト使いはデメリットが多くなってきました。
これの解消方法としては、公募→落選作を特定のコンテスト目当てに単独サイト掲載→これもダメなら複数サイトに掲載してチャンスを待つ、が無駄がなく安全だと現時点の情報では判断しています。
それはそれとして収入源にならなければ意味がないので、マンガ原作のコンテストには優先的に参加していくつもりですが、これも公募を優先します。
かつてはマンガ原作募集はWEBコンテストに多く、公募ではまだ少ないと発言しましたが、マンガ原作の公募も増えました。
マンガ化した場合、もしWEBに掲載していたら全削除という規約のところもあり、この場合文章の美しさには拘るだけ損です。小説の形で世に出ることがないので。
そんなこんなで、カクヨムへの投稿頻度は下がっていくと思います。
カクヨムコンは短編のみ参加予定、長編は公募原稿作成しながら、超余裕があったら以前ほざいたナーロッパ悪役令嬢を書こうかと思っていますが、8割方出さない予定です。
さて公募の話。
初めて出した「文藝賞」当たり前のように一次敗退でした。
応募総数は1959、内一次通過は30。なかなかの狭き門ですが、やはりショックですね。
電撃も一次敗退でしたし、別に公募が向いているということはないですが、前半で述べたように暫くは公募頑張りたい。
8月にも公募に3件出したと近況ノートに書きましたが、その後も
・第22回坊ちゃん文学賞×2作品
・オレンジ文庫 第236回短編小説新人賞×2作品
・HMC 花とゆめ 第1回 まんが原作賞
に出してました。
今後の結果発表は、実は10月中の発表多くて
・10月 5分後に意外な結末(上旬予定だったけど未発表)
・10月 角川キャラクター文庫最終(一次落ちてるけどテーマ賞がまだ)
・10月 みらい文庫一章だけ大賞
・10/30 ひなた短編文学賞
・12月 R-18文学賞一次結果
・2026/01~02 坊ちゃん文学賞
・2月 オレンジ文庫短編賞
・2月 ナツガタリ関連
・2月 花とゆめマンガ原作
てな感じ。
キリキリ頑張ります~。
目下はピッコマのマンガ原作小説コンテスト。
あと1ヶ月ない!6万文字以上!ぶえー!