──4000PVありがとう!
都築教官は黒板に大きく文字を書くと、チョークを置いた。
「まずは前回の答え合わせだ。数字は月を表す。ただし旧暦だ。」
教官は再びチョークを手に取り静かに書き始める。
4、6→海 卯月、水無月
8、9→花 葉月、長月
1、11→虫 睦月、霜月
10、9、11、6→?
神無月、長月、霜月、水無月
「最初の文字をつないで読め。答えは『悲しみ』だ。」
──先生にツキが無かったり、走ったのは師走の意味だったのか。割と身体を張っている。窓の外はまぶしいくらいに晴れていた。
「今日も感謝を込めて、少し遊びをしようか。」
そう言って、教官は宴会部長のタスキを取り出した。
「やっぱりやめとこう。照れるから。」
そう言って教官はタスキを窓から投げ捨てた。僕は、何がしたいのかまるで分からず、困惑した。
「今日も謎解きをやってみよう。軽い遊びだ。3000から4000が早すぎて本気で焦っている。」
教官は黒板に黙って文字を書き始めた。
バイオリンには羊の腸⇨◯◯
緑と橙の間にあり⇨き
鰹か昆布か椎茸か⇨◯◯
電圧を電流で割り求める⇨◯◯◯◯
「これから悲しいことや辛いこともあると思うが、止まない雨はない。夜はいつか明ける。」
教官は浅見先生のセリフを丸パクリすると満足げにビタミンE製剤を飲むのであった。
本編はコチラから
https://kakuyomu.jp/works/16818622176728224633/episodes/16818622176728358003