最終回まで、あと6話の今回は、ノルベルトが倒された後のお話です!
ノルベルトが無力化され、国民にかけられていた改竄魔法が解かれた。
そして、状況が落ち着いた頃、国王は皆の前で全てを話す。
この国のこと、そして自身の想いを。
色々意見があると思います。
『国王に対して甘すぎる!』とか、『処刑はノルベルトだけで良かったのではないのか!』とか。
でも、思うんです。
責任取って命を落とすだけが、時として罪滅ぼしになるのでしょうか?
そして、何も知らなければ罪から逃れられていいのか?
確かに彼らは、愚か者の暴走を止めることが出来ませんでした。
けれど、彼らはそれを『罪』として悔やみ、己への罰として国を取り戻し、国民に対して全て話して頭を下げました。
ならば、迷惑をかけた国民に対し、生きて国民に還元するのもまた、罪滅ぼしになるのではないのでしょうか。
『甘い』と思われるかもしれません。
でも、生きて償うのも、時として命を賭して罪を償うのと同じ……いや、それ以上に苦しい罪滅ぼしになると私は考えます。
まぁ、国民から絶大な人気と信頼が無い限り、大方は『命を以って罪を償え!』となりますが(笑)
そして、何も知らないからって他人の人生を……国を好き勝手していいはずがありませんので。
最後まで楽しんでいただけると幸いです。
https://kakuyomu.jp/works/16817330649876410812/episodes/822139838179191601