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祭りとな

どぉーぬ、どぉおーん
どぉーん、どおーん、どん、どん。どぉーん、どおーん、どん、どん。どぉんどぉんどぉん。
海と湖に挟まれた街に太鼓の音が響く。並の音ではない、頭を痺れさせ、腹を震わせる振動。暴力的な、音などではない空気の波。
それはそうだろう、太鼓の大きさは大人が手を伸ばしても届かない7尺7寸。日本刀の長さほどのバチで叩くのだ。
街の人はいう、
「太鼓はバチで叩くもんじゃない。拳で叩くのよ」確かに皮の一面が赤黒く染まっている。鯉口を腹巻きで閉めて半また引きを履き、手に晒しを巻いて3尺のバチを持ち、手を背中まで回して全力で打つ。腹腸も震えるはずだ。全力以上での演舞は2回も持たずに打ち手は次々と替わる。
更に置き打ちだけにあらず、通りを引き回し、家々を回る。叩く方が頭なら尻を家の軒先に突っ込み鳴らすのだ。

どぉーん、どおーん、どん、どん。どぉーん、どおーん、どん、どん。どぉんどぉんどぉん。

男たちの慟哭が人の勲しと、岐佐の海神の威吹きを家々にぶち当てる。こんな堪らないものが吹き荒れれば、疫病、災厄、悪鬼など滅される。

どぉーん、どおーん、どん、どん。どぉーん、どおーん、どん、どん。どぉんどぉんどぉん。

これが一時のみならず、一晩、二晩と続いていく。海で生と生を争う者の漁師街の奉納、岐佐の神社の祭りです。

6件のコメント

  • す、すごい 迫力……
    Σ(・∀・;)
  • これで2拍子のリズムで叩きます。鼓動や鬼太鼓座にない、本物響。の旧暦の10月の終わりにあります。一度どうぞ
  • うーーん。
    カラダにズンズンとくる太鼓なんでしょうね。

    目を閉じて、体感したいです。

    血が沸る。
  • 太鼓の音は高い音も混じっています。タンタン ビンビンも来ます。
    来年、どうですか
  • いいですね。😊

    岐佐の神社で検索してしまいました。
    あう、あううーー。

    写真に大きな太鼓を打ち鳴らす人が
    出てきました。

    こっこれは、、。
    代々、守り継いできたのでしょうね。
    コロナのせいもありますが、地域に根付いてた昔からのお祭りやらが無くなるのは
    寂しいです。

  • 確かに打ち手が減っていると聞きました。
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