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御礼❤がtotal 100を超えました。 年下幼馴染は同級生

御礼応援の❤がtotal 100を超えました。
自分の作品にこれほどの応援があるかと思うと……感涙です。評価は相変わらず少ないのでランキングは上がりませんけどね。でも、自分に対しての勲章になりかますね。
嬉しくて、嬉しくて。

























なんか、原稿が載っていても事故です。

「一孝くん手伝って」

 奏也さんに頼まれて、2人でリビングにあるテーブルを動かしていく、壁に取り付けてある大型モニターの前に、スペースができた。

「じゃあ、通しでやってみるから、お願いね、一孝くん』

 シアンさんに請われて、俺の手持ちのタブレットのボタンをタップ。
 リズミカルなアメリカスタンダードのポップが流れていく。俺の横では奏也さんがカメラを三脚に取り付けての撮影準備を終えている。

「最近は手持ちカメラでもビデオ撮影できるんですね」
「まあね、スマホやタブレットなんかよりも凝ったものできるから」

「ワン・ツー・ワンツースリーゴー」

 腰に拳を乗せて肩を振ってウォーキング、両手をスイングさせてトップにもっていたところでスピン、屈んでヒップを強調するように振っていく。ウエストエプロンを止める大きなリボンも一緒に振れる。
 体を捻って目線は前。更に体を返していきつつ、ポジションチェンジ。シアンさんのセンターがマゼンタに変わっていく。

 タブレットを構えている俺の前にはライムが踊っている。他の2人についていくのに、精一杯で表情が硬いかな。バトミントンをやっているお陰で動体視力は良い方だから、表情もわかってしまう。
 リズムに載せて左右へステップしながら、手を交互にスイングさせて体を返していく。うしろに下がっていくところで曲調が変わった。ここでポジションチェンジ。
 ライムがセンターへ。脚を広げて前に屈み、スローした指先で俺の胸をシューティングしてきた。思わず、サムアップで返そうとしたけど、タブレットを持っている手前。顔を少しずらして笑顔を返してあげた。
 
 するとミントの動きが変わる。満面の笑顔で仮想観客席に指先を振りつつショットを続けていく。スマイルが打ち出されていくみたいだ。
ステップ、ステップ。スウィング、スイング。片手を上げてスピン、両手を広げてロールしていく。3人が息を揃え、タイミングを合わせてダンシング。
 
 そしてクロージング。

「「「ようこそ、カフェ・フォレストハープへ」」」

 シアンさん、ポージング、

「Presented by scromatjc…」

 マゼンタさんがポージング、

「 アール 」

 ライムがポージング、

「 ジィー 」

 シアンさん、

「ビィー」 

「「「アメリカン・ダイナーガールズでぇす」」」

 ライムがセンターで両手を掲げてポージングすると左右からシアンとマゼンタが手をきらきらっさせていった。
 そして音楽も終わり、静寂が部屋を満たす。

 そして3人とも俺のところに集まってきた。
撮影していたタブレットを取り合うようにして自分たちの踊りを確認している。

「どうでしたか?上手に踊れてましたか?」
「どれどれ、おっ! 決まってるねわ」
「あらあら、ライムは、まだまだ動きが固いわぁ」

 そこで疑問に思っていたことを聞いてみた。

「みっ、…シアンさん。みっ…ライムの髪のポニーテールはわかるんですか、髪はショートではなかったですか?」
「あー!、それねぇ」

 なぜか、美華さんが答えてくれた。そして髪を縛っている赤い水玉リボンを解いていく。あれっ!リボンじゃない。リボンごと垂らしていた髪束が取れてしまった。

「これってポイントウィッグなんだよね」
「美華ちゃん」

シアンさんが嗜める。

「丁度緩んでいたからね。ママ、セットお願い」
「違う、違う」 


「「美華姉、ショートヘアーだったの?」」

 美鳥と2人でハモってしまう。

「あっ、ばれちゃった」

 ちろっと舌を出して苦笑いで誤魔化す美華たんでした。


「さあー、時間もないから、撮影場所へ行こう』

 奏也さんが告げていく。

「「「 はぁーい」」」

「一孝くんは、このバックとこれ、そしてあのバックを車にうつしてくれるかな?」

 今日、荷物持ち兼、雑用係な俺です。


「奏也さん。ダイナーガールズって? メイドさんじゃあないの?」
「それねぇ、一孝くんが言ってるのはアキバメイド、そうかジャパニーズメイドだね」

  どう違う?

「本来、メイドサーバントは個人、家に仕えるんだ。ダイナーガールズは店で働く」

 蘊蓄を傾ける奏也さんは、そちら側でもあるらしい。じゃあ美桜さんも…

「秋葉原で、どっか混ざっちゃたんだねぇ」
「ダイナーガールズは、ウェイトレスさん?」
「まあ、そういうことかな」


 俺は奏也さんに近づいて、耳元でそっと、

「美桜さんもメイド姿にしたんですか?」

 途端に奏也さんの目が泳ぐ。有弁な返事ですね。

「じゃあ、いずれ美鳥も?」
「まっまあね」
「その時も呼んでくださいね」
「君もこっち側へようこそかな」


  ●   ●   ●   ●   ●
    ◇   ◇   ◇   ◇

 体が重い、固い。動かないよう。泣きが入る。ママ、お姉ちゃんに合わせるのに必死。ついていけてるのかなぁ。なんで2人はそんなに踊れるの?
 ポジションが変わって、一孝さんが近くなった。私は踊れてるの、恥ずかしい動きしてない。不安が顔を怖らばせる。体の動きを鈍くする。
 更にポジションチェンジで、センターに入る。

'私がセンター!'

 一孝さんに見せられる自信がない
せめてもと笑顔を作って指先からシューティング! 一孝さんに届いて、お願い!

   ニコッ

 一孝さんの笑顔がタブレットの影から現れた。
 
 体の中の不安、ママやお姉ちゃんへの嫉妬なんかをお兄ぃの笑顔が歓喜に塗り替えていく。

 私の中の沢山のリミッターが音を出して外れていく。みててね、あなた。私の最高を見せてあげる。全身が奮い立った。

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