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未投稿の十万字作品が三つになりました

 ひとまず過去編は第二幕Aが終わりました。ここがミッドポイントですね。
 ちなみに全四章構成なので、実質二幕→三幕だと思いますでしょう。
 間違いではありません。まあ、三幕構成ということなので。はい。ミッドポイントを挟んで二つの幕が二幕カウントということで。
 第二幕Bはやや長めですね。三幕はやることが一つだけなので、短いです。
 多分、話の展開は分かりやすいと思います。かなり露骨に匂わせているので。本編の清水由真の話がネタバレにもなりますし。端から前提ですので別にいいかと。
 並行して読むなら、本編(召喚バージョン)の前編→過去編全部→本編の後編といった感じで挟むといいです。

 それで本題なんですが。
 長編書くの難しいな、まとまらないなと言っている裏でしれっと十万字オーバーの作品を作っていました。
 この間前編字数カウンターにかけたら越えていました。
 全六幕構成+エピローグの、中編にする予定でした。
(当初は六幕だけで完結、中途半端なところで切る予定でした。この作品はエピローグを必要としていると考え、つけました。手向けとして)
 それがなんか長編になっていたという。理由はまあ分かっています。サブプロットの筆が乗りすぎた。

 私としては十万字を埋めるというハードルはあるっちゃあるのですが、それよりかはまとめること・仕上げることが難しい。要は推敲がすごく苦手なんですね。
 今回の件を鑑みると、六万字規模の作品を六幕構成で書くと、いい感じになるかもしれない、と。

 第一稿って肉付け・推敲すると二倍になるんですよね。これを活かすわけです。
 五幕でもいいのですが、予備で。
 こうすると字数を足すハードルが減りますし、増えすぎることもなく、いい具合です。
 要は六万字相当のリソースで、十二万字を捻出するわけで、コスパがいいです。
(私は逆に二十万字を十万字にするスキルが欲しいのですが)

 これは本当に過不足のない構成だなって感じます。
 幕が多すぎると、マルチタスクなんですよね。エピソードの数が増えるし、処理することも多くなる。見る場所・管理する場所が多くて大変になると。

 で。
 四章構成でもコンパクトじゃないか(幕が少ない)と思うでしょう。
 それがこのシンプルな構成の大枠だと、逆に余白が多すぎるんですよ。良くも悪くも詰め込めてしまう。逆に詰め込まないとスカスカになって、字数が足りない。
 また、四幕の中に別の章が挟まるんですよ。
 アウトラインプロセッサを想像してください。
 四幕分のフォルダの中にまたいくつかの章を追加します。そこからさらに一つ一つのエピソードやシーンを連なってくわけです。
 まあ、大変。

 六幕構成の場合はかなりシンプルです。
 一つのテーマでまとまり、後はシーンが連結するだけ。
 その一つ一つのシーンが磨いていけば完成するわけですから。


 まあ、いい塩梅でしょう。
 気になるのは八幕構成ってどうなんだろうって感じの。
 七幕+完結編、起承転結の二乗とか色々と型はあるでしょうが。
 試してみたい感もあり。
 個人的な予想ですが、エタりそうだなと。経験則的に。

 その、よく言う、第一稿は完成度を高めず、後から修正していけばいいという考えがありますよね。
 あれ割と挫折しかねないやり方だと感じます。
 なにせ、きりがないんですよね。いつまで経っても終わらない。
 いちおう全体像を修正するから、伏線を張りやすいしバランスがよくなるという、メリットはありますけど。
 完成がかなり遅れます。

 下書きの段階(矛盾潰しなども終わってないし、肉付けもなっていない)で、リメイク級に練り直すと、下書きを流用できなくなるんですよね。大元と繋がらなくなる。それで、資料がふっとぼうものなら詰みます。


 逆に一幕一幕を完璧に仕上げ、本編が書き終わった段階で完結ってすると、スマートになったり。
 ただ今度はバランスが狂います。やりたい放題アドリブで繋いでいくと、なんか違うなってなったり。自分一人で書いているのにリレー小説状態になったり。

 私としては推敲しすぎない、文章を整えるだけってやり方が一番いいかと。
 その。
 第一稿は修正前提という考えはいいんですけど、書き殴ってはいけない感じです。
 あまりにも文章が汚いと解読できないんですよね。情報の整理に困ります。いったいどこからメスを入れたらいいんだって感じで。
 短くまとめておいた場合、後から書き直しがしやすいです。

 書き込みすぎない、シーンだけ書いておく、話の流れを繋げておく。
 それで終わらせて、後から情報量を増やすんです。例えばその場面、どの場所でどんなものが背景にあるのか、動作は? 仕草は? 口調は? キャラクターの容姿は? 固有名詞は? メタファーは?
 そんな具合に小刻みに、倒置法連発しつつ。
 推敲するときに上からその文を繋げて終わりです。
(細かな設定もこの段階で考えていく感じです)

 要は線画の前に完成度の高い下書きを書くのと同じですね。

 それはそれとして一番楽なのは、本文とプロットを同時進行にするパターン。
 キャラクターの設定を作り、そのキャラが動くのに合わせてシーンを埋める。
 あらすじを逐一変えながら全体を整えていく。
 それがかなり早く終わります。
 はい。

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