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ハナビシトモエ

  • 現代ドラマ
  • ホラー
issikitomoki
51作品

短編シリーズ

恋愛物でもホラーでもエッセイでもない短編をこのコレクションにまとめました。
ハナビシトモエの作風を知っていただく一考にしていただけると幸いです。
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作者のおすすめ順
#1

情けに甘えた男／
ハナビシトモエ

瀬尾は工務店に勤めるベテラン社員だ。ある大きな家で小さな林の木の剪定を依頼された瀬尾は使って欲しくないという依頼主の家政婦がいうチェーンソーを使って作業をしていた。作業中に木を買…
こういうやつ、いるよね。
ハナビシトモエ
#2

唐笠の後枝／
ハナビシトモエ

俺はＡ県Ｋ町という十五年前に激甚災害があった海辺の小さな町で古本屋を営んでいる。元々、本の蒐集家だった父親が災害の時に町の人に本を提供したこともあって、父親が亡くなった後も何かあ…
あなたと久しぶりに会ったの。嬉しい。
ハナビシトモエ
#3

檸檬／
ハナビシトモエ

自主企画によせて。 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093076987051802
檸檬にまつわる一つの青春の終わり
ハナビシトモエ
#4

愛成らず／
ハナビシトモエ

主人公の「僕」は小学校五年生の時に家の中の何かが変わった気がした。母に暴力を振るう父、母方の余命宣告された祖父を殴り壁に穴をあける。暴力で愛を語る父、その愛は愛に成らず。どうでも…
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
ねぇねぇ、どっちのケーキ食べる？
ハナビシトモエ
#5

母、58歳にして美に目覚める。／
ハナビシトモエ

母は58歳契約社員である。接客の仕事でその日々をおくっている。食事はカップ麵かチョコチップクッキー。それを酒で流し込んで眠る。早朝猫に起こされ一日が始まる。毎日、お金を稼いで生活…
ピアスを開けたことが無い作者によるピアスのお話です。
ハナビシトモエ
#6

あなかし／
ハナビシトモエ

私は色々な男に穴を貸している。 この文章を読んで分からない人は、私達とは違う世界に生きている身分の人たちだ。男は私じゃなくて、簡単に出来る穴をほんの少しの報酬で借りている。 …
  • ★6
  • SF
  • 完結済 5話
  • 9,366文字
  • 更新
  • 性描写有り
私も今日は女の子をしている
ハナビシトモエ
#7

今日、夫が痛風になった／
ハナビシトモエ

夫は事務職で普段運動をしない。なのに、会社の若い子を引き連れ飲み屋を回り、家にはぐでんぐでんになって帰って来る。そんな夫がある日、足の指の付け根が痛いと言い出した。痛風だろうと思…
そんな生活していると痛風になってもおかしくない。
ハナビシトモエ
#8

ティングボンゴウ-選ばれし王者の杖-／
ハナビシトモエ

大上高校吹奏楽部は全国大会に出場をするような強豪吹奏楽部であった。全国から生徒が入学し、どれほど厳しくお互い切磋琢磨しながら技術を高め合うのかを胸をふくらませて入る生徒が最初に受…
  • 性描写有り
日本のどこかの高校であったかもしれない青春の一ページ
ハナビシトモエ
#9

私はずっと仮面アルバイターだ／
ハナビシトモエ

最初に過去や現在にいわゆる親ガチャに失敗したという意識のある方にはお勧め出来ない作品になっています。注意してください。 親戚の目線が気になって、アルバイトをしているフリをしつつ、…
アルバイトなんてするもんか
ハナビシトモエ
#10

世の中の全国の姑に向けて／
ハナビシトモエ

弥生には厄介な人物がいる。 三人家族で慎ましく過ごしているだけなのに、アレが定期的にやってくる。 ある日は大量の芋を持って無農薬野菜はなんたるかを講釈し、ある日は息子をファース…
なんでお義母さんってこんなに厄介なの！
ハナビシトモエ
#11

戦場にて／
ハナビシトモエ

とある国の軍人である通称アルバスは同僚のラインたちと厳しくも楽しい生活を送っていた。隣国との関係性はきな臭く、いつゴールが来るか分からない現状に緊張の日々だ。 同じ職場にいる医官…
  • ★5
  • 恋愛
  • 完結済 1話
  • 3,980文字
  • 更新
俺と仲間は明日は分からない
ハナビシトモエ
#12

おもんぱかる／
ハナビシトモエ

主人公の奏は中学一年生。毎日は体育以外の教科は寝て過ごして、夜中はスマブラを一晩中して、朝のテストで寝る。何度も解答用紙に「起きてから来い」と書かれる毎日。 奏には気になる女の子…
  • ★3
  • 恋愛
  • 完結済 1話
  • 4,888文字
  • 更新
ぼくはぼくと戦うことに決めた
ハナビシトモエ
#13

叫びたくなるほどの空虚はなんだ／
ハナビシトモエ

僕には幼馴染がいる。 同い年の女の子、五月だ。冒険をするときはいつも一緒。五月の方がお姉さんぶって、色々言われてめちゃくちゃめんどい。とろいし面倒くさいから正直邪魔。行動も制限さ…
  • ★14
  • 恋愛
  • 完結済 1話
  • 3,748文字
  • 更新
約束、君を想う
ハナビシトモエ
#14

小さなスクリーンにて／
ハナビシトモエ

低気圧で大きな映画館がある富山まで送っていけない、勝負で男は一人で戦うものというお父さんの言葉に疑いを覚えつつ僕はお父さんの手から新しい映画館のチケットを奪い取った。 中学の先輩…
  • ★15
  • 恋愛
  • 完結済 1話
  • 2,183文字
  • 更新
とある小さな町の小さな映画館と小さな世界
ハナビシトモエ
#15

人魚と内緒話／
ハナビシトモエ

市町村統廃合の後、この村は市に移管された。それでもまだ大字や村が色濃く残る。あえて言うなら集落に僕は住んでいる。 駄菓子屋の前川さんはいつの間にかいた女性で幼い頃から知っている…
いつか僕たちはあの人の物にされてしまう
ハナビシトモエ
究極の内緒話
夢月七海
#16

まんぼうをさがして／
ハナビシトモエ

イルカより浅く潜らないとまんぼうが獲れない。 そんな噂話が面白半分にささやかれるとある漁港。 僕は周りに流されるまま人生を決めていく漁港の奴らがくだらなく思えた。実際、中学を卒…
時間とはなんと残酷な
ハナビシトモエ
#17

二兎追う者は／
ハナビシトモエ

僕、川辺俊介は中学の陸上部のエースだ。 春から校舎の中にいる国語科の仁藤先生に心を奪われてから、ずっと追っている。クールな先生を見ていたはずなのに夏になってから、中庭で中旬に果物…
  • ★5
  • 恋愛
  • 完結済 1話
  • 3,414文字
  • 更新
何でも手に入るはずなのに
ハナビシトモエ
#18

水曜日の苦悩／
ハナビシトモエ

物心ついた頃にはお母さんはブランデーと薬を一気に飲んでお父さんに介抱されて、他の家に行って帰って来ない日もあって、私には「いい女は他にも家を持つ」というよく分からない格言を言い放…
子どもの時の美しい思い出と思春期の今
ハナビシトモエ
#19

ある盆の話／
ハナビシトモエ

僕は大学院の博士後期課程の学生だ。前期課程に書いた論文が評価されて共著ながら本になった。その成果があって後期課程に通わせてもらっているが、卒業論文に手はつかずアルバイトで学費を少…
  • ★3
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 2,054文字
  • 更新
夏の盆に起こる少し不思議な話
ハナビシトモエ
#20

天神様の前で／
ハナビシトモエ

ばあちゃんが死んだ。偏屈なのに世話好きで町でも評判だった。 偏屈具合はばあちゃんのすぐそばにある手毬のせいだった。ひとたび他の人間が手毬を触るとかみつかんばかりに威嚇し、取り上げ…
  • ★0
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 2,586文字
  • 更新
てんてんてまりはどこでつく
ハナビシトモエ
#21

静かでうるさくて眠れない夜へ／
ハナビシトモエ

三十過ぎて彼女無しの僕は友人にすすめられるままにマッチングアプリを紹介された。マッチング候補にある女の子のプロフィールが飛び込んだ。「結婚相手を探していません」と。そんな彼女が気…
  • ★3
  • 恋愛
  • 完結済 1話
  • 2,332文字
  • 更新
今日も明日も眠れない
ハナビシトモエ
#22

廃業／
ハナビシトモエ

素人作家の両親に源氏という名を与えられ、両親の社会的地位が高まる中、作文の嫌いな少年が文才二世を押し付けられる。 絵は好きだったのにな。
あー、酒はそんなに好きじゃないのにな
ハナビシトモエ
#23

私の声が出なくなった。／
ハナビシトモエ

こんにちは。 私は31才の大人です。 タバコと酒を絶って1年になります。 木曜日のある日、心身の不調というものから始まり、今に至るまで声が出たり出なかったりしています！ 頓…
話せなくてもなんとかなる、と思いたい
ハナビシトモエ
#24

茜色の街で何を思うか／
ハナビシトモエ

広告代理店勤務の山本啓二は東京都の広告代理店に勤めている。ある時、大阪への出張を命じられる。経理の女性社員真中にいい顔をしたくて取ったホテルは商談先の大阪市本町のビジネス街からほ…
  • ★3
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 2,026文字
  • 更新
意味が分かると怖い話ですが、ちゃんと答えを書いておきます。
ハナビシトモエ
#25

昼寝の後の銃撃戦／
ハナビシトモエ

「俺」は無事春に昇進して、大手進学塾の塾長になった。五年前の新卒で熱意は消え去り、ご近所から嫌味を言われながら惰性の日々を送っていた。そう水曜日以外は、水曜日になると上の階の自習…
その瞬間にかける子供達
ハナビシトモエ
#26

エピソードーN・Gー発狂の時／
ハナビシトモエ

ねずみとゴキブリの描写があります。苦手な方はそっと引き返してください。 実家は害獣と害虫の宝庫だった。 穀物にわく通称ゴマ虫、ハエ。 ねずみとゴキブリは粘着性の仕掛けを設置し…
ねずみと虫。書けば平気、見れば最悪。
ハナビシトモエ
生理的に嫌悪感を催す生き物との戦い。ダメな人はほんとにダメかも。
一田和樹
#27

今日も無礼な姪の息子／
ハナビシトモエ

妻に先立たれ、たまに家にやってくる姪の息子の博之は最近「もし」の質問をよくする。最初は丁寧に答えていたが、健康で生きているのに段々うっとうしくなってきた。三十にもなって無職で小説…
姪の息子は非常におせっかいで、非常に失礼で困っている。
ハナビシトモエ
#28

柔らかい家の中で《乙》／
ハナビシトモエ

小学生の「私」は山の上でばばと暮らしている。毎日が楽しくて、嬉しくて、わんわんがもふもふだし、お芋掘りは楽しいし、花瓶の水は毎日替えて怒られて、家に帰ったらわんわんがもふもふする…
おばあちゃんが守り続けてくれた優しい日々
ハナビシトモエ
#29

僕の最後の三日間／
ハナビシトモエ

「僕」は高校三年生で吹奏楽部の平部員だが、気持ちは一人前で熱意は人一倍。いつも地区大会では一番真ん中のグレードである銀賞。目標は一番グレードの高い金賞を取って県大会に行くこと。最…
闇歴史ってだいたいこんなもんなんですかね。
ハナビシトモエ
#30

基礎からの文学少女／
ハナビシトモエ

小学生から高校まで本の虫だった赤川は文学部へ進学が決まっていたが、母親の病気でその夢はついえた。高校まで行っていた創作も書店員として日々忙殺され、書店員以外の顔を失ってしまう。 …
少女が大人になって、大人のその先へ
ハナビシトモエ
#31

神童かただの人か／
ハナビシトモエ

子どもの頃から絵画で神童と言われてきた兄貴だったが、天才も二十過ぎたらただの人。 プライドが高く、周りの期待もあり、自分なら東京藝大に合格し、画家としてキャリアを歩んでいくという…
天才の不器用な兄が愛らしい
ハナビシトモエ
#32

孤高の孤独／
ハナビシトモエ

僕の家族は妻と幼い娘。 小学生の頃から好きだった水泳を三十まで続けてきた。僕は一度たりとも表彰台に乗ることは出来なかったけど、いつかはオリンピックの舞台立つと思って小学生からずっ…
今日は最後の日ではない
ハナビシトモエ
#33

舞台へ／
ハナビシトモエ

新大阪から東京に友人の舞台を観に行く話です。フィクションではない部分があります。250文字の掌編です。掌編集作れたらいいなとぼんやり思っています。
短歌のように短く美しさを目指しました
ハナビシトモエ
#34

吸血鬼の新人作家／
ハナビシトモエ

吸血鬼は丘の上に住む作家で時折訪れる編集者のジョンに頭を悩ませている。原稿なんて仕上がらない。趣味の絵ハガキを書いて吸血鬼だと明かしてもジョンに仕事から逃げてニートの言い訳をする…
異世界ファンタジー処女作です
ハナビシトモエ
#35

現代風落語小噺／
ハナビシトモエ

桃鬼之人様の企画によせて出しました。 修三さんとおやじさんは清掃のアルバイト仲間で年金とアルバイト代で慎ましく過ごしていました。修三さんはいただけるものなら、ありがたく文句を言…
知っている落語を現代風にアレンジしました
ハナビシトモエ
#36

春風が全てを流す／
ハナビシトモエ

一学年五人の小さな分校の吹奏楽部顧問だった女性教師高島先生が勤続三年で離任することになった。僕は離任式で高島先生に吹奏楽部代表で花束を渡す役目を仰せつかった。部員や他の女子生徒が…
僕は今から最後を渡す。さようなら先生
ハナビシトモエ
#37

カフェナンバーにて／
ハナビシトモエ

遅くやって来た秋、受験生で連日予備校通いのサトシは特に帰りが遅くなる日は自宅マンションの隣にあるカフェナンバーで夕食をとることになっていた。いつ行っても温かいご飯に優しい大学三年…
  • ★9
  • 恋愛
  • 完結済 2話
  • 2,775文字
  • 更新
憧れでは遠いので弟子にしてください
ハナビシトモエ
#38

クリスマスに紙束を／
ハナビシトモエ

クリスマスに何が欲しいかを聞かれて向こう見ずな小学生の僕はパソコンと言い親の前で貰ってきたカタログでプレゼンテーションをしてみせて、中学生の兄さんは今後の為にまず野球ボールを頼ん…
天然ってやつほど大罪はない
ハナビシトモエ
#39

【掌編連載】青の作り方／
ハナビシトモエ

この連載は5日毎の20時に1作品280文字を披露する掌編連載です。 簡単な自己紹介をさせていただきます。 関西在住の31歳、ハナビシトモエと申します。 2019年にカクヨム登録…
ようこそ280文字の世界へ
ハナビシトモエ
#40

はるのにおい／
ハナビシトモエ

僕は中学生、三つ離れたお姉ちゃんは大きな病気で入院している。毎日通って院内学校のテストの話や僕の学校の話をしあうのが楽しみだった。 一方、両親は病院に来る頻度は少なかった。 僕…
消えゆくものが寂しい
ハナビシトモエ
#41

ありがとう／
ハナビシトモエ

最愛の恋人の最後の時間のお話です。
  • ★9
  • 恋愛
  • 完結済 1話
  • 2,047文字
  • 更新
ずっと一緒　に　いたかった
ハナビシトモエ
#42

スニーカー／
ハナビシトモエ

大学の入学式一か月前、父親と母親は集まりに行き、帰って来たら母親は仏壇で経を唱える。息子に何の用意も施さない両親に兄貴が怒った。 母親はサンダルで行けばいい。 父親はスーツとバ…
駅前の百均で黒いサンダルがあったでしょう。買って来てあげるわよ。
ハナビシトモエ
#43

胸からしたたる一滴を／
ハナビシトモエ

ユウジは三歳離れたお兄ちゃん、海老沼ゆうに幼い頃から勉強を教えてもらったり、遊んだりしてもらっていた。ただあまりにも子ども扱いが過ぎたので、ユウジが高校生になると関わることも少な…
  • ★3
  • 恋愛
  • 完結済 2話
  • 3,527文字
  • 更新
子どもの頃より体は大きくなったけどこの気持ちはずっと同じです
ハナビシトモエ
#44

パフェを食うついで妹の服を買いに行くについでマネージャー誘う／
ハナビシトモエ

工藤少女は趣味サッカー部のマネージャーである。趣味である故暇であり、なんとかマネージャーであるという優越感に浸りたいだけだ。隣にはいつも補欠がいる。 どうして趣味なのに補欠がい…
  • ★6
  • 恋愛
  • 完結済 1話
  • 1,882文字
  • 更新
ゴミ捨てに行くくらいの気軽さで「次の休みに服選びに行ってくれない？」
ハナビシトモエ
#45

YAD ＆ YAD／
ハナビシトモエ

普段使うマグカップに紅茶の紙が入っていました。そこから着想を得ました。 とてつもなく暑い日、ワンピースのご令嬢に坂の上の公園から連れ出され、追跡者から逃れる魔法をかけられる。…
ご令嬢はスプーン使いがとても下手
ハナビシトモエ
#46

そんなにしたいか卒業／
ハナビシトモエ

処女を捨てることにした。 他人の元彼を嫌味で押し付けられて、その男はチャラい先輩で、交際三日でお家デート。 先輩は私を家に連れ帰ると小学生の弟にタロキチと呼ばれ、上の階の兄にお…
卒業式のシチュエーションって大事ですよね
ハナビシトモエ
#47

数珠使いのプライド／
ハナビシトモエ

自分がばあちゃんから伝授された数珠はなぜか好きな彼女につけると爆散する。あまりにも多いのでばあちゃんに相談すると、僕の煩悩が原因だった。一週間以内にキスを命じられた主人公はたくさ…
  • ★0
  • 恋愛
  • 完結済 1話
  • 1,622文字
  • 更新
かっこつけずに相手の名前を呼びましょう
ハナビシトモエ
#48

実は一週間出ておりませんので／
ハナビシトモエ

キャリアウーマンの凪とニートの少女唯はとある運命的な出会いの元、恋人として共同生活を営んでいる。凪は毎日便が出るが、唯はほとんど出ない。三日なんてまだいい方、五日出ない時もある。…
  • ★3
  • 恋愛
  • 完結済 2話
  • 4,422文字
  • 更新
四日目にしていまだ生まれず
ハナビシトモエ
#49

弱さとはなんだ／
ハナビシトモエ

主人公の会社が粉飾決算で倒産した。三十代で倒産は笑えるが、四十代で倒産は笑えない。もう若者ではなく、初老である。次も決まらないだろう。ただですら会社での立ち位置は悪かったのに。 …
まるで魔法みたい
ハナビシトモエ
人は人間くさいから愛おしい
風と空
#50

イクラよ。美味しいのは分かるが悔しい／
ハナビシトモエ

私は定年退職後、妻と生活を送っている。職場の同期は旅行を楽しみ、温泉に入りに行っているが如何せん社交的ではない私は人前で裸になるのが信じられなく、家にこもりきりの生活だ。 唯一…
歳のせいかプリン体が気になります
ハナビシトモエ
イクラもウニも、気軽にたくさん食えるのは、体が元気なうちだけです
お仕事中の情シス
#51

ビーフストロガノフにはご注意を／
ハナビシトモエ

母さんは月に二回、機嫌のいい日がある。朝から鼻歌を奏でて、父さんの好きなビーフストロガノフを仕込む。野菜は無農薬で肉はステーキ用、気合の入り方は他の家では見たことのないものだ。二…
「な、言ったろ。怨念の味だって」
ハナビシトモエ