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『朱宴』

大学の頃、
取り付かれたように字数を割いて書いていた。

自分はいったい何が書きたかったのか、
何をぶつけていたのか説明できないまま、
書かれた記録だけが残っていた。

ようやく今日になって、主題に言葉を与えることができて
良かった。

生きていて何より耐え難いのは、自身の内面に生じる”滓”を
ただ吐き出すようにしてしか、生きられないこと。

しかし、吐き出すほどに、実は溜め込む”毒”も存在し、
だからこそ、そうした感情を”昇華”させる術を学ぶ必要がある。

たとえ時間がかかっても、価値があるのはそういうことかもしれない。

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