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小話 某ガードルフと某ディーノの受難 ①

【 注意 (/・ω・)/ 】

●『処刑』され『100日後に生き返った』『悪役令嬢』の『嘘』と『真実』
●「お姉様はずるい」と奪うのなら、対価は払ってもらいます

……上記2作品とは無関係です(笑)

ええ、無関係とは言い切れませんが、無関係なお遊び話ですイエーイ(笑)

その旨、ご理解の上、お読みくだされ。


しかも不定期にいきなり投下しますm(__)m


いや、マジで、今時間がなくって……。

いろいろご了承くださいませm(__)m



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豪雨は、すべてを押し流すほどに凄まじく、地面に叩きつけてくる。
耳をふさぎたくなるほどの轟音。真っ黒な空を二つに切り裂くような光。
雷だ。
断崖絶壁でその雷を、凝視している一人の男と一人の女。
もちろん、人外の生き物だ。
男の背には黒い翼が、女の背には白い翼が生えている。
その様子を、もしも人間が見れば、悪魔と天使が並んでいるかのように思うだろう。

「ふはははははははははっ!」

男が、不意に嵐に向かって笑った。

「見ろっ! 我が妻よっ! あれこそが、これより起こりたる地上の災厄っ! 荒れ狂う神々の饗宴っ!」

背に黒い翼をもつ男が、殴りつけてくるような暴風雨などまるで気にもせずに、叫んだ。

その男に、妻と呼ばれた女のほうも笑った。まるでここが、嵐の中などではなく、春の暖かな日差しの中にいるかのように、柔らかく、優しく。

そして、ゆっくりと手を伸ばし、男の頬に触れた。

「いいえ、違うわ。災厄は起こるものではないのよ」

男が黒い瞳で女を見つめた。

女は金色の瞳で男を見つめ返す。

「災厄は、あなたが起こすのよ。そして、このあたくしがね」

女の言葉に、男もフッと笑った。

「そうだな。我らがこれから起こす災い。卑小なる者どもの苦痛に歪むその顔が楽しみだっ!」

ふははははははは……と笑う男を、女は聖母のような清らかな目で見つめ続けた。

2件のコメント

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