清瀬 六朗です。
ここしばらく「カクヨム」を騒がせている、AI生成小説がランキング上位に入った(らしい)事件。
私は、そんなことが起こっているとはまったく知らず、
瀬谷酔鶉@男♂️だけどガールズバンドやる さん
『【緊急提言】AI時代の創作――考えられる理想のケースと、最悪のケース』
https://kakuyomu.jp/works/822139838568638756 ひとしずくの鯨さん 『書いている方と読んでいる方のずれ』
「AI作品日間総合1位@カクヨムさんの件について」
https://kakuyomu.jp/works/16817330651063711106/episodes/822139838644673946で知りました。あと、何人かの方が近況ノートで触れておられました。
AI生成小説が「「カクヨム」のランキング上位に入ってしまった」ということがとくに衝撃的だったのだと思いますが、私は「カクヨム」のランキングシステムについてはよくわかっていないので、とくに書くことはありません。
それより「AIで小説を書く」というのはどんな感じだろう、と前々から思っていたので、これを機にやってみることにしました。
拙作『ホルン吹きの休日』
https://kakuyomu.jp/works/16818093089932291305の設定でAIさんに書いてもらったら、どんな小説ができるだろう?
もし私が書いたものよりもいいものができてきたら、笑っちゃうぜ。
……とか思ってやってみたのですが。
その記録が 『ホルン吹きの休日はAIとともに』
https://kakuyomu.jp/works/822139838680919249です。
今日(11月3日)掲載の第1話は、AIが作ってくれた最初のエピソードを掲載しています。このあと、第4話まではAIが作成(生成)してくれた物語を掲載し、その後に私のコメントを連続して掲載する予定です。
第一印象は、「悪くない」というより、「けっこういいのでは?」というものでした。
いずみが「腹黒派」(といずみが呼んでいるグループ)に敵意を持っていること、去年の部長選びで「腹黒派」の推す片倉菜々先輩が当選しそうになり、いずみが危機感を持ったことなど、私がAIに教えた設定をきちんと使ってくれています。
ただ、使ったAI(Xaris無料トライアル版)の特性にもよるのでしょうけど、AIの作業がていねいな反面、かなり時間と手間がかかったという印象はありました。また、私がすでにはっきりした構想を持っている作の設定の一部を使ったこともあり、それをAIに説明するだけでけっこう時間がかかりました。
この作のばあいに限ったことですが、「これだったら自分で書くな」というのが感想でした。
しかし、一方で、いくつかの設定を教えただけで、「よくこんなのを考えついた!」と感心するような設定を創出してくれたところもあり、その「イマジネーションの豊かさ」に感心したところもありました。
ともかく、この作業で、AIについても、私の作った設定についても、いろいろと感じたことや考えたことがありますので、それを少しずつ書いていきたいと思います。
しばらくは毎日午前6時の更新です。
よろしくお願いします。