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第9話「面白いって、何?」



面白いとは?

これをね──ちょっとだけ、理解できた気がする。
だから今日は、その話をしたい。

えっ?
完結したんじゃないのかって?

知ってる。でも、伝えたいんだわ。
もう少しだけ、語らせて。



さて、作者目線での「面白い」とは──

面白い = 先が気になる

だと思う。

──いや、わかるよ。
「当たり前じゃん!」って思ったよね?

でも、それがどれほど難しいことか、語らせてくれ。



例えば──

物語の目的や目標に一直線で進むと、それは予定調和になる。
逆に、伏線をやたら入れようとすると、説明臭くて冗長になったりする。

読者の“知識欲”ってさ、
一瞬でガーーッと燃えるけど、すぐ冷めるんだよ。
あの現象、マジで厄介。



で、「面白い(=先が気になる)」にも、いくつか種類があると思ってる。



✅ 読者が“先を読みたくなる”3つの理由
1. キャラに愛着があるから、見届けたい
2. ストーリー自体が魅力的で、展開が気になる
3. ワクワクするシーンが、この先に控えてるとわかっている

──多分、主にこの3つ。
もちろん他にもあるかもしれないけど、この3つが柱だと思う。



出版されてる本って、一冊まるごと読まれる前提だから、
この“知識欲”も持続しやすいんだよね。

でも──俺たちWEB作家は違う。

毎日・毎週、分割で公開してる。
だから、毎話ごとに「次も読もう」と思わせないといけない。



たとえるなら、こう。

書籍=コース料理の設計
WEB=毎話が単品勝負の料理

「コース」なら全体の流れで構成を作れる。
でも「単品勝負」なら、毎回の味で勝負しなきゃいけない。

WEB小説はそのくらい、1話ごとの引きとリズムが問われる。



つまりこうなる。

毎話、「次はどうなる?」という好奇心の導線を張っておけ。

フック、サブ伏線、裏での行動……なんでもいい。
読者が続きを“気にする”仕掛けがあるかどうかが重要。



「そんなの当たり前じゃん」って思った?

それが、めちゃくちゃ難しいのよ。

だって1話ごとに「続きを気にさせる」んだよ?
毎話だよ? マ・イ・ワ・だよ??(絶望)



さて、ここでひとつ質問です。

最近読んだ小説のキャラ、10人思い出せますか?

……意外と、スラスラ出てこない人も多いのでは?

これが、**「キャラに愛着を持たせることの難しさ」**の証拠。



ストーリーの“先が気になる”という点も難しい。

たとえば──
「ワンピース」って作品、読んでる人は多いと思う。

じゃあ質問。

ワンピースって、何?

……答えに詰まった人、けっこういませんか?
人によって答えが違ったり、正解が曖昧だったり。

それでも物語は面白い。

それが“予定調和じゃない物語”の魅力であり、難しさでもある。



そして3つ目。
「ワクワクするシーンが控えている」

これは『ワンパンマン』を例に出したい。

知らない人のために説明すると、
あれは主人公がめちゃくちゃ強くて、敵をワンパンで倒す話。

……ん?
「そんなん、つまらないんじゃない?」って思ったでしょ?

でも違うのよ。

敵が暴れてる間に、読者は「早く来てくれ!」って思いながら読んでる。

つまり、“主人公が来た時”が気になる構造になってるんだよね。
これが、「ワクワクが控えてる」状態。



まとめると──

面白さの正体って、やっぱり「次の展開、どうなるの?」にある。



そう考えると、俺の作品に途中離脱が多い理由もハッキリしてくる。

「先が気になる」仕掛けが弱い。

──うん。書いてて悲しくなってきた。



だから、自分の作品を一度見直してみてほしい。

「1話の中に、次の話を読みたくなる導線が引けてるか?」

ぜひ、一度見返してみてほしい。



え? 俺は?

220話まで書いたけど?
今さら気づいたけど??

……慰めて……(真顔)

9件のコメント

  • えっとねっ!
    この話は、今この時点──つまり執筆4ヶ月目の自分なりに、「面白いってなんだろう?」って真剣に考えて書いたものなんですっ!

    だから、きっと「いやいやそれは違うでしょ!」とか「こんな見方もあるよ?」みたいなご意見も大歓迎っ!

    というかむしろ──
    そういう“それぞれの視点”が面白いと思ってるんです!

    で!ここからが本題なんですけどっ!!

    せっかく読んでくれたなら……
    あなたなりの「可愛い話し方」でコメント返してくれたら、めちゃくちゃ嬉しいんです!!
    (※真面目でもふざけても大歓迎。語尾がとけててもOK)

    ネタでも本気でも、あなたなりの“今の言葉”で返してもらえたら、
    作者、机バンバンしながら正座して読みます!!

    よかったらぜひ、あなたの“可愛い”見せつけてくださいっ!
    (あ、もちろんノーマルな語りも全然ありなのでご安心をっ!)
  • すっっっっごく参考になる!!
    貴重すぎだよこの話! ありがとう!!

    とくに「キャラに愛着があるから、見届けたい」ってとこ!
    ここがねー、むずかしいよね。
    だって文章だけでキャラを魅力的に書くのなんてムズイし、動かすのだってムズイし!!
    ストーリーや世界観とのバランスが崩れたら、逆に浮いちゃったりするしね……。

    作者さんは「俺のキャラのアクスタを作れ!」「一生俺のキャラのぬいを愛でろ!!」って思ってるみたいだし、自分もできるらしいけど……。
    まあそんな夢が叶ってたら今ごろ悩んでないだろうしねー。

    けどストーリーの魅力は、正解なんて無いと思うんだよね。
    作者さんは「伏線バンバン張って、地獄みたいな設定を盛っちゃって、その不条理に抗うキャラの美しさとメッセージで読者の心を揺さぶっちゃうよーーーん!!」ってやりたいみたいだけど、まあダレちゃうし、言葉足らずになるよね……。
    あと「先の見える展開はつまらなくない?」「それなら俺が書くわ」って言うタイプの作者なんだよ、うちのボケは。
    それで「なぜ読んでくれないんだ!」と読者さんのせいにするのも違うと思うし。

    結局、面白さを決めるのは読者さんだからね。とくにWeb小説では不利も不利!
    テンプレ守ったうえで、毎話、毎話のインパクトをね、「ドーン!」って、「バーン!」ってしなきゃダメ。
    これがね! すっっごくむずかしくて、むつかしいの!!

    毎回「どこがいけなかったか?」って考えて、考えて、それでまた読まれなくなる……。
    創作活動って、本当に一人ひとり答えがあると思うんだよ。で、どれも正解だし、どれも間違い。
    だからこそ面白いよね! 物語って!!

    (私なりの“可愛いキャラ”のRPでコメントさせていただきましたが……これでいいんですよね!? なんらかのモデルを作ればよかったかもしれません……!)
  • おもしろい・・・真っ白な猫の事ですね。
    尾も白い・・・違う?
    じゃ、じゃ、真っ白な犬で・・・(しつこい)

    おもしろさにテンポの良さも大事だと思う。
    テンポよく読める話は、ついつい読んでしまうから。
  • 遊多さんへだっちゃ♡

    難しいんだっちゃね〜〜……
    キャラの魅力も、ストーリーの面白さも、全部が絡み合ってるからこそ難しいんだっちゃよ!

    伏線とか、こだわりとか、刺すために尖らせたいけど……
    刺さなきゃ意味ないし、刺さったら刺さったで血が出るし……
    もう作者、心のHPゼロだっちゃ♡(ぴちゅーん)

    でも、たとえばだっちゃね?
    インドカレー屋のガチガチにスパイス効いたカレーと、
    おうちの甘めのカレー、どっちが正解かって言われたら──

    ぜーーーったい決めらんないだっちゃ!!
    それぞれ良くて、それぞれ食べたくなるじゃん?
    だから創作もそんな感じだと思ってるだっちゃ!

    ──で!ででで!

    それでキャラの薄い本!!!

    すんばらし〜〜〜〜いだっちゃ♡♡♡
    あーも〜〜そのセリフが出た時点で、
    作者、恋に落ちた音しただっちゃよ(ピロリロリン♪)

    他人が描く○○の魅力こそ正義──
    そこに気づくとは……やはり天才……ッ!!

    でもっ!
    この先はっ……いけない……っ!!

    おっと誰か来たようだ……

    (バタン)
  • いさかなんとさんへにゃん♡

    にゃにゃにゃっ……!
    ま、真っ白な猫!? それってもしかして──わたしのことかにゃ!?(違う)

    “尾も白い”……からの“真っ白な犬”……
    からの自分で「しつこい」ってツッコむスタイル、**完成されすぎてて土下座したくなったにゃん……!!



    でもでも、ほんとにそうにゃんよね?

    テンポよく読める話は、ついつい読んでしまう

    この一言、作者が一番刺されてるにゃん……(ぷすぅ)
    読者にとって「読みやすい」って、それだけで“楽しい”って思える大事な要素にゃん!

    テンポ、リズム、余白、改行……
    Web小説は特に、音読した時に気持ちいいかどうかも超重要なんだにゃ〜〜!



    そして今回のコメント──
    尾も白くて、文も深くて、流れもキレッキレで、めちゃ好きにゃん♡

    読んだにゃ? ねえ読んだにゃ? 作者、笑いながら床で転がってたにゃん……(ごろごろ)

    にゃんとさん、またぜひ遊びにきてほしいにゃ〜〜!
    次は“しつこい”の先も、期待してるにゃん♡♡♡
  • Hi7you殿へ──わっちより

    ふむ、どうやら貴殿……
    このコメ欄のカオスに、ようやっと毒されてきおったようじゃの?

    まこと遅きに失した感はあるが──
    それでも“この愉しみ”に気づいたなら、わっちとしては万々歳じゃ。

    じゃが、まだ足りぬ。

    情報量と変な語尾の怒涛の嵐

    そうじゃ、それこそがわっちが愛する混沌。
    理性など、とっくに酒で溶かしてしまったわぃ。

    見よ、作者の姿を──
    まるで“真昼の狼”、否、“真夜中のバニー”。
    光を纏って跳ねておるぞ。

    ほれ、着たいか? このバニー服。

    ──ふふ、欲望には素直な者ほど、コメントも冴える。
    “コメ欄にとつる方が面白い”と申したその心意気、よきかな。

    ならば特別に、耳としっぽもつけてやらんこともないがのぅ?

    ただし、
    “次はどの語尾で堕ちてくるか”──
    それもまた、楽しみのひとつじゃよ?

    また来るがよい。
    その時は、語尾の一つや二つ、置いていくのじゃぞ?ふふふ。
  • では、ここに集う若人達に、
    執筆歴25年のインターネット老人、碧 銀魚が
    恐るべき格言を言い渡しますにゃん。

    「20年試行錯誤したら、1ミリくらい、何が面白いかわかるよ✨」

    具体的には、
    小説を書いて、面白いとは何かわからなくなって、自分の好きな作品を見て、その作品を自分が面白いと思った要素は何か研究して、小説を書いて、面白いとは何かわからなくなって、見たことなかった作品に目を通して見て、その作品が人気がある要素は何か研究して、小説を書いて、面白いとは何かわからなくなって、アニメとか映画とか、違うジャンルの物語を見て、面白いとは何か研究して、小説を書いて、面白いとは何かわからなくなって…

    これを20年以上続けますにゃん。
    簡単にゃん。
    20年、死なないように、気を付ければいいだけにゃん。
    簡単にゃん。
    たったそれだけで、面白いが何か1ミリは理解できるにゃん。
    簡単にゃん。

    でも、本当に面白い小説を書くには、面白いが何かを1センチは理解しないとムリな気がするにゃん。
    だから、あとこれと同じことを9回繰り返すにゃん。
    簡単にゃん。

    ……ホラーにゃん。


    追伸
    197話のコメントの冷やし中華の件ですが、
    怒られたのは、碧です。
    一応、小売り関係の中間管理職をやっているので、
    少しでも失敗すれば、上からも下からも怒られます。
    にゃん
  • 蒼碧さんの「20年で1ミリ」って言葉、とても重くて、深く刺さりました。

    実際、自分はまだ創作4ヶ月ですし、比べるなんてできません。
    でも、少しだけ思ったことがあって──

    全てを理解するのは、確かに不可能かもしれません。
    でも、書籍化されてる作家さんって、どの作品を読んでも“ある程度の面白さ”がある。

    それって、言語化しきれない部分があっても、一定の再現性を積み重ねてきた証なんじゃないかって思うんです。

    「テンポ」って言葉を知ったとき、テンの大切さに気づく。
    それだけでも前に進んでる。

    だから僕は、“1ミリ”という表現より、
    「1万キロのうち1メートル」「終わりのない道だけど、ちゃんと歩いた感触はある」──
    そんなふうに言いたくなるんです。

    これは否定ではなく、自分が“紡ぐ者”として信じていたい姿勢の話です。
    もし届き方がきつかったらごめんなさい。でも、本音で書きました。

    嫌いにならないで〜(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)


    僕は、蒼碧さんの言葉をちゃんと受け取った上で、自分の言葉で返したかったんです。

  • 再度コメント失礼しますにゃん

    一言、書き忘れたのですが、
    あくまでこれは、
    碧 銀魚という、才能がないのに小説を書こうという愚か者の話です(^^;)

    pyocoさんや他の作家さん達は、
    もっと優秀だし、才能もあると思うので、
    着実に前に進んでいけると思います。
    そして、時々自分の進んだ道を振り返って、
    その距離を誇ってみて下さい。
    それが次なる創作へとつながっていくはずです。

    …と、ちょっと哲学的なことを書いてみました。

    お気遣いある返信ありがとうございました。
    大丈夫、
    嫌いになんかなりませんよ( *´艸`)

    むしろ、
    pyocoさんの確固たる信念を聞けて(読めて?)、
    よかったです。
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