面白いとは?
これをね──ちょっとだけ、理解できた気がする。
だから今日は、その話をしたい。
えっ?
完結したんじゃないのかって?
知ってる。でも、伝えたいんだわ。
もう少しだけ、語らせて。
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さて、作者目線での「面白い」とは──
面白い = 先が気になる
だと思う。
──いや、わかるよ。
「当たり前じゃん!」って思ったよね?
でも、それがどれほど難しいことか、語らせてくれ。
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例えば──
物語の目的や目標に一直線で進むと、それは予定調和になる。
逆に、伏線をやたら入れようとすると、説明臭くて冗長になったりする。
読者の“知識欲”ってさ、
一瞬でガーーッと燃えるけど、すぐ冷めるんだよ。
あの現象、マジで厄介。
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で、「面白い(=先が気になる)」にも、いくつか種類があると思ってる。
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✅ 読者が“先を読みたくなる”3つの理由
1. キャラに愛着があるから、見届けたい
2. ストーリー自体が魅力的で、展開が気になる
3. ワクワクするシーンが、この先に控えてるとわかっている
──多分、主にこの3つ。
もちろん他にもあるかもしれないけど、この3つが柱だと思う。
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出版されてる本って、一冊まるごと読まれる前提だから、
この“知識欲”も持続しやすいんだよね。
でも──俺たちWEB作家は違う。
毎日・毎週、分割で公開してる。
だから、毎話ごとに「次も読もう」と思わせないといけない。
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たとえるなら、こう。
書籍=コース料理の設計
WEB=毎話が単品勝負の料理
「コース」なら全体の流れで構成を作れる。
でも「単品勝負」なら、毎回の味で勝負しなきゃいけない。
WEB小説はそのくらい、1話ごとの引きとリズムが問われる。
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つまりこうなる。
毎話、「次はどうなる?」という好奇心の導線を張っておけ。
フック、サブ伏線、裏での行動……なんでもいい。
読者が続きを“気にする”仕掛けがあるかどうかが重要。
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「そんなの当たり前じゃん」って思った?
それが、めちゃくちゃ難しいのよ。
だって1話ごとに「続きを気にさせる」んだよ?
毎話だよ? マ・イ・ワ・だよ??(絶望)
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さて、ここでひとつ質問です。
最近読んだ小説のキャラ、10人思い出せますか?
……意外と、スラスラ出てこない人も多いのでは?
これが、**「キャラに愛着を持たせることの難しさ」**の証拠。
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ストーリーの“先が気になる”という点も難しい。
たとえば──
「ワンピース」って作品、読んでる人は多いと思う。
じゃあ質問。
ワンピースって、何?
……答えに詰まった人、けっこういませんか?
人によって答えが違ったり、正解が曖昧だったり。
それでも物語は面白い。
それが“予定調和じゃない物語”の魅力であり、難しさでもある。
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そして3つ目。
「ワクワクするシーンが控えている」
これは『ワンパンマン』を例に出したい。
知らない人のために説明すると、
あれは主人公がめちゃくちゃ強くて、敵をワンパンで倒す話。
……ん?
「そんなん、つまらないんじゃない?」って思ったでしょ?
でも違うのよ。
敵が暴れてる間に、読者は「早く来てくれ!」って思いながら読んでる。
つまり、“主人公が来た時”が気になる構造になってるんだよね。
これが、「ワクワクが控えてる」状態。
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まとめると──
面白さの正体って、やっぱり「次の展開、どうなるの?」にある。
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そう考えると、俺の作品に途中離脱が多い理由もハッキリしてくる。
「先が気になる」仕掛けが弱い。
──うん。書いてて悲しくなってきた。
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だから、自分の作品を一度見直してみてほしい。
「1話の中に、次の話を読みたくなる導線が引けてるか?」
ぜひ、一度見返してみてほしい。
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え? 俺は?
220話まで書いたけど?
今さら気づいたけど??
……慰めて……(真顔)