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とあるCMを見て思ったこと


https://www.youtube.com/watch?v=pDO5y_YqOK0

このCMは創作の動機を、承認欲求と同列に置いて正当化する装置になっているように思います。

つまり、「書きたい」ではなく「バズりたい」を原動力にしてもいいんだよ、と耳元で囁いている。

それを夢という甘い言葉でコーティングしているだけ。

広告的には正しい。参加の敷居を下げ、行動を促すには、欲望を刺激するのが一番早い。

でも、あれは「創作への誘い」じゃなくて、「SNSゲームへの勧誘」なんですよね。

クリック一つで自己表現できる、努力は要らない、承認は即時。この三拍子。

つまり“表現の短絡回路”を勧めている。

創作って本来、少し孤独で、報われない時間が長くて、その中でようやく自分の言葉が芽を出す営みですよね。

けれどこのCMは、その過程を全削除して「反応」だけを快楽として売っている。

特に「にへら顔」が気持ち悪く見えるのも、あの笑みが「物語の誕生」ではなく、バズの予感に酔っている笑いだから。

「あなたもバズる作家になれる」と謳っているのに、「あなたもバズを欲しがる消費者になってね」と教えている構図です。

創作を「自己表現」から「反応獲得」にすり替えるこの構文。SNS時代の“夢の民主化”の裏にある最大の欺瞞かもしれません。

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