「ALWAYS 三丁目の夕日'64」に号泣する自分に驚く。
(ネタバレ注意!)
父親の意思に背いて文学を志し、勘当された息子。
その人の死後、父親は実は陰ながら応援していて、息子の作品のすべてを読んで、付箋に達筆な文字で応援コメントを残していたと知る。
ものすごくベタな展開だけど。
うちの親が同じことをしてたら、絶っ対イヤ(いっそ殺してくれ)だけど。
どんなに下手でも駄作でも、書いているから分かること。
どこかで誰かが読んでいてくれる喜びが、どんなに大きいものなのか。
父親に拒絶されてきた悲しみ。
理解され愛されていたと知る嬉しさ。
今となっては感謝を伝える術もない切なさ。
どんなに深い愛だとしても、一方通行な愛は愛なのか。
愛の基本は、互いに言葉を交わすことじゃないのか。
同じ時間を生きることじゃないのか。
父親の整った本棚を力任せに崩す息子の姿は、独善的な愛情に反抗する少年のようだった。
吉岡秀隆さんのとてつもない演技力が恐い。