ども、ぱのすけです。
1日1作品、ピックアップと言った端から何日空いたよ、っと。
…すんませんでした。お盆を甘く見ていた。意外に忙しかった!
というわけで、本日はピックアップ2作品目です!
・秋山 文里様
航跡 ―騎馬嘶き火砲唸る戦場に名将たちの駆引き…転生?しません。魔法?甘えんな― (歴史・時代・伝奇 完結済 全404話)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894256758五大陸七大海を制するも、斜陽の兆しが見え始めた「帝国」に紅毛の知将あり。
冷徹な眼差しをもって戦局を、その裏にある軍部の蠢動を見据える青年の先に広がる未来とは。
この物語はまず舞台設定がものすごくいいです。
騎兵中心の戦い方から、大砲中心へと変わって行く過渡期。
軍自体も「国軍」ではなく、各貴族が身銭を切って兵士を連れて来る封建時代さながらのいわば「寄せ集め」軍隊。
統一した意志を欠き、ともすると貴族同士の政争が持ち込まれる前時代的な軍隊にあって、レイスは大砲を主体とした先例にない作戦を次々と立案していく。
戦記好き、特に近代戦がお好きな方なら「おぉ?」となる設定ではないでしょうか。
後、読み進める内に感じたのは、作者様の細やかな心遣い。
戦況が分かりやすいように、という地図はもちろんのこと、以前出て来た内容に触れる場面では当該場面を含む話のリンク先を挿入してくださるなど、読者に対する気遣いが実にすごい! 有能なコンシェルジュを傍らに置いて読むような快適さがります。
この快適さならば、戦記物を読んだことのない方でもすんなりと読んで行けると思います。
また当企画に参加してくださるだけあって、レイスと彼の手足となって動く鉄の結束の部下たち。軍部に巣食う厄介な貴族達、清廉潔白であるが故に失脚する上司など。個性豊かで、色鮮やかな人間模様が繰り広げられます。
蒸気の煙香る緻密な軍記物。興味のある方は是非ご一読ください!
ピックアップ作品①はこちら
佐々木凪子様 「万有の天 相克の大地」
https://kakuyomu.jp/works/16817330660406855069自主企画「群れて集えよ、群像劇」はこちら
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330660418447488