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魔導少女ぷりん 第5話

 そんな感じで真宙の部屋で2人が騒いでると突然ドアが開いた。

「うふ、何だか楽しそうね」
「ママ! あの、この子は……」
「ぷりんちゃん、いい子よね。あなたが呼び出したんでしょう?」

 現れたのはジュースとおやつを持って現れた、真宙の母親由紀子。彼女はニコニコと笑いながら運んできたものをテーブルに置いた。ぷりんの事を平然と受け入れているその様子に真宙は違和感を覚える。

「ちょ、ママ、ぷりんの事知ってるの?」
「だってぷりんちゃんがそう言ってたわよ」
「それ、信じてるの?」
「だって疑う余地なんてひとつもないじゃないの」

 由紀子はそう言いながら部屋を出ていった。何かが変だと感じた真宙は運ばれたジュースを飲み始めたぷりんに視線を向ける。

「ふー。なるほど、こう言うアレンジをすればいいんだ」
「ねぇ、ぷりん、私のママに何かした?」
「え?」
「とぼけないで! そりゃママは色々信じやすいけど、流石に魔法陣からやってきたとか言ってすぐに信じるほどじゃないから!」

 いきなり怒鳴られてしまったぷりんは真宙の感情の変化に戸惑っているみたいで、珍しいものを見る目になっていた。そうして、コップをテーブルに置くと腕組みをして首を傾げる。

「私は普通に説明をしただけだよ。パパさんもすぐに納得してくれたし」
「本当の事を喋ったの?」
「そうだよ」
「嘘だああ~っ!」

 彼女の話を受け入れられなかった真宙は、部屋を飛び出した。そうしてリビングに居るであろう由紀子の元へと走っていく。ぷりんの話を確かめようと言うのだ。

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