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ループする幾何学模様

 罪の船が浮かんでいる 
 ぼうっと眺めていたらいつの間にかいなかった
 ずっと閉じ込められたガラスケース 
 僕らにはいくらの価値がつけられているんだろう
 空虚な数字だけが浮かんでは消えていく
 気がついたら夢を見ていた

 誰かの言葉が右から左に通り過ぎて
 僕は必死にキーを叩き続けている
 何かを忘れたくないんだ
 その何かを忘れたまま
 電信柱には監視カメラ
 見えない何かはキャッチ出来ない
 ハッキリそこに見えているのに

 手を伸ばす
 肩を揺らす
 ハイタッチをする
 誰に対して?

 影絵がマラソンランナーを追い抜いていく
 そんな夕方の景色を想像の中で楽しんでいく
 ここには時間も空間もない
 心が強ければ宇宙にだって行ける
 月の砂漠でサンタクロースとだって遊べる
 こどもの日を過ぎた鯉のぼりが天の川で泳いでいる
 
 計算を放棄した計算機がフリーズして
 誰にも認識出来ない数式をデタラメに表示する
 無重力を意識したら光に乗れる
 僕らは本当は気付いていたんだね
 大事な事は忘れているだけだって
 どこまでも続いているだけだって

 1人のカプセルで永遠の旅をする
 青い星から青い星へと続く一本の光の糸が見える
 本当の旅はまだ始まったばかり
 もう一度過去に戻ろう
 記憶を消せばやり直せる
 ずっとずっと昔からやり直すんだ

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