【あの音2】最新話のリンク
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https://kakuyomu.jp/works/16818093075467806150/episodes/16818622172961143828この度進級したということで、「猫丸のちょっとした話」の自己紹介の記述を少し更新しました。
このエッセイ集も立ち上げからちょうど一年経ったんですね。早すぎる……
ちなみになんですけど、#11に登場した、猫丸のバイト先の正社員「Tさん」について。
彼女のその後について、ちゃんと話にして投稿しようと何度か試みたんですけど、どうしても上手く書けなくて。この際なので、この場を借りてお話させて頂こうと思います。
結論から言いますと、#11を投稿してから約二ヶ月後、Tさんは退職しました。
今からもう半年前のことです。
理由は、まぁ#11を読まれた方ならなんとなくご察し頂けると思うんですが、紛れもない過労です。
結局夏終わり頃に店長が辞め、更に時を同じくして大学生バイトの先輩たちもテストやら実習やらで出勤不可が多くなり……
いわゆる「人手不足」状態の中、社員さん三人と主婦の方々、あと私も含め数少ない学生バイトでなんとか店を回していましたが……
その頃、Tさんは当たり前のように何十連勤&何十時間勤務(酷いときは早朝六時(開店)から日付が変わるまで)を強いられている状況、そんな現場に対して何も手助けしない上層部……
そんな数々の問題を追い詰められたTさんは、みるみる内に衰弱していきました。明るい人だったのに、常に体調も悪かったらしくあまり笑わなくなって、勤務中にぶっ倒れて救急車搬送されたり……
最終手段として時短営業にすることもあって、そしたら「私が休んだせいでごめんなさい」って泣き出すし……
だいぶ悲惨でしたね。あれでは辞めて無理ないと思います。ていうか、もはや周囲が「辞めろ」って言わざるを得ない状況だったと思います。
でも、それでもやっぱり私は、Tさんが好きなんですよね。
Tさんはどんな時だって私を気にかけてくれました。
当時の私は、お世辞にも仕事ができるとは言えない新人バイトだったのに。
調子悪くても、倒れても、泣いても、私の存在を蔑ろにしたことはありませんでした。失敗したらサポートしてくれて、仕事が一つできたら、疲れた声で光の無い目で「頑張ったね」って褒めてくれた。
最後の日まで、ずっと。
だから私は、Tさんのような人間になりたい。
彼女が私にしてくれたことを、無駄にはしたくない。
Tさんの笑顔に救われた人は他にもたくさんいると思うんです。
太陽みたいな彼女の存在を、無かったことにしたくない。
Tさんみたいに眩しい光にはなれないかもしれないけど、でも、私も……!
—————っていうね、色んな意味で痛くて見苦しくて楽しかった私の経験を、
物語にして、世に送ろうと決意しました。
ということで、秋葵猫丸の「実話を長編小説にするシリーズ」、第二弾決定Yeaaaaaaaaah!!!!!!!!
……はいw 謎のノリはここで一旦置いといて。
いつ頃になるかは未定ですが、私のバイト先の喫茶店を舞台にした長編小説を制作します。
ちなみに第一弾は「あの音」です。あの音は作者の中学生時代の実話ですので、今回は高校生時代になるわけですね。
とはいえ、あの音がまだ絶賛連載真っ最中なので、それが完結してから。なのでまだ何年も先のことになると思います。
「あの音」と同じくらいの長編にする予定です。
この際なので、この場をお借りして発表させてもらいました。
その頃まで猫丸の存在を忘れない自信がある方は、お楽しみにしていただけると幸いです。