SFファンタジー小説『森』54話55話投稿

こんにちは🌈✨

SFファンタジー小説『森』54話55話を投稿致しました🌠

日常のふとした感覚が過去を呼び起こすことはよくありますよね。
特に香りは顕著です。
過去の記憶や感情が蘇ることを、皆様御存知フランスの作家マルセル・プルーストの長編小説『失われた時を求めて』に由来した『プルースト効果』なんて呼ばれていますね。

何故香りが特に……
その理由は、嗅覚は香り成分が五感の中で唯一脳の他の部位を通さず大脳辺緑系に直接伝達される感覚だからのようです。
大脳辺緑系には記憶や感情を司る海馬、扁桃体等が有りますからね。
今の時期、そんな香りが満ちております。

花の香り、木々の香り、風の香り、空気自体の香り、湯気の香り、等々……

湯気の香りから私は、幼い頃通った銭湯の藍染め暖簾を思い出します。
インクのようなあの香りです。
銭湯の近くには花街がありましたから、暖簾をくぐって出てくる、湯上がりの何とも艶やかな御姉様方の凛とした表情が今でも同時に蘇ります。


今回の画像はクリスマスイラストPart4

『クリスマスボンボン』


画材 色鉛筆 ラメ糊

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する