こんにちは。最近の暑さは異常ですが、いかがお過ごしですか。読書に飲み物とアイスは必須ですよ!
さて、今連載している「僕らにつばさがある理由」の第三章完結記念として、こぼれ話を紹介しようと思います。せっかくなので、三章の舞台、階段だらけの町ステリアの話をしましょうか。
ステリアはなんで階段だらけなの? と疑問に思った方も多いと思います。横に広げずに、階段を使って縦に町が伸びたのには理由があります。
ステリアの町はぐるりと川に囲まれています。その川は昔、敵の足止めに使われていたようです。ちょうど、城のまわりにある堀の役割を果たしていたんですね。今でも盗賊などの敵はいますが、カイたちがあっさり入れてしまったように、今はそういう役割はほとんどないそうです。けれど、周囲の自然を脅かすと神に怒られるという言い伝えから、川よりも向こう側に町を広げることはタブーとされています。
階段だらけは足腰にきそうですね。行き来がつらい人のために、かわりにおつかいをしてくれる配達屋のサービスはどこよりも発達しています。アズサもその仕事についていました。
ステリアの階段にも理由があるならば、もちろんハウレンツェの壁にも理由があります。それはぜひこの先の本編で!
それではまた。